加藤清二の発言 (公害対策特別委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○加藤(清)委員 これは時間がありませんから一人しゃべりします。ぜひひとつこれ、来年度予算で十分練っていただきたい。すでにこの問題は農道には適用するというので一千五百億つけたんですよ、長谷川農林大臣のときに。ところが実質そのアスファルトが使われたのは百五十億だけだった。まあその理由は別にしますが、地方道ですね。日本ほど道路舗装の少ないところは先進国にはないんです。社会保障、社会投資に金を使うことが、世界から円の切り上げなどというペナルティをつけられぬと済むことですから、これはぜひひとつアスファルトのまま——アスファルトを燃焼させるような使い方を避けるために、農林省も建設省もぜひひとつこのことに協力すべきである、国民の健康のためにぜひやってもらいたいと思います。
 最後に長官に。私は去年の正月に公害の国際会議に出ました。世界が日本の公害をながめているのですね。エコノミックアニマルの名前の原因は公害出しっぱなし、たれっぱなしにもあるのです。そこでこれはガットの平等の原則にも反する行為であるという。公害出しっぱなし、たれっぱなしでつくった品物はそれだけコストが安いんだから。そこで、輸入するときにはこれはペナルティをつけるべきだというのです。そのペナルティは先進諸国が公害除去に投資している分だというのです。率としては、それは一割から二割五分が相当だ、こういう。世界が殺倒してそのことを言っているのですよ。アメリカが言う、カナダが賛成する、フランスが賛成する。そこで、日本に向かって経済的なペナルティを与えるべきであるということを、ことしの正月、もう言われておった。したがって、今度のようなああいう問題に発展してきた。つまり外貨におけるあれはペナルティなんだ。あんな過酷なことは世界の歴史にないことなんだ。しかし、にらまれているから、ああいうことものまざるを得ぬ結果になる。この際、あり余った金を社会保障もいいけれども、ぜひひとつ公害追放ということに使うべきだと思う。それがエコノミックアニマルを除去し、やがてよき環境を日本もつくるために努力しておるということが世界の貿易にも友好親善の基礎をつくるゆえんだと思う。ぜひこれはやっていただきたいと存じます。時間が参りましたので失礼します。

発言情報

speech_id: 106704207X00619711222_024

発言者: 加藤清二

speaker_id: 29253

日付: 1971-12-22

院: 衆議院

会議名: 公害対策特別委員会