山田久就の発言 (外務委員会)

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○山田(久)委員 結局、平和条約の交渉といいましても、わがほうに関する限りは領土問題というものが一番中心課題であることは、過去の経緯からいって明らかでございます。だから、外務大臣からお話がございましたソ連の態度も、いろいろなことで変わっておる部分もありますけれども、しかしながら、従来のソ連の領土問題に対する態度というところをフォローしてみますと、決してこれは甘いものではないと思う。要するにソ連がこの問題を再考するについて、つまりそれが得だと考えさせるような、つまり客観情勢をいろいろな形でつくっていくということが非常に必要なことじゃないか、こう考えておりますので、外交的にも国内的にもそういう点、ひとつ十分お考えおきいただきたい、こう考える次第でございます。
 なおこの際、たまたま対ソ交渉と日中関係というものが並行していっているような関係になっております。私は、大体外交というものは一方だけを見ておってやり得るものではなくて、全部が密接な関係を持っておるし、また持たなければならない事柄である、そう考えております。御承知のように、諸般の情勢からソ連も、この中国の山一方、日中問題の今後の動きというようなことについては非常に大きな関心を持っておりますし、中国におきましてもまた同様のことであることは御承知のとおりでございます。全般といたしまして、いわばこの点、相互に対しての一つのバランスというようなことは、単なるテクニックというような問題じゃなくて、十分そういう点についてはひとつ腰を落ちつけてじっくりと考えていくことが必要だ、特にこういうことを私は深く感じておりますので、ひとつこの点について外務大臣としても十分留意していただきたい。私はこの希望を申し添えて、私の質問を終わりたいと考える次第でございます。

発言情報

speech_id: 106903968X00219720810_013

発言者: 山田久就

speaker_id: 11190

日付: 1972-08-10

院: 衆議院

会議名: 外務委員会