大平正芳の発言 (外務委員会)

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○大平国務大臣 日中国交の正常化は日中間の問題でございまして、日中双方が真剣に検討して取り結んだことでございまするし、今後の運営につきましても日中双方それぞれ慎重に対処していかなければいけない問題であると思います。しかし仰せのように、このことが第三国、とりわけ東南アジアの諸国にいささかでも心配がある、危惧の念を隠しきれないというようなことがあってはと心配いたしまして、共同声明自体におきましては、これが第三国に向けたものでないということ、さらにアジアにおいて覇権を求めるものでもない、日中双方はそういうことを明らかにいたしておるわけでございます。また正常化後におきましても、私自身出回って御説明いたしたり、特使をわずらわしてその間の心配を一掃するように努力してまいったわけでございます。
 日中正常化に関してとりました措置はそういうことでございまして、このことのために日本の東南アジア政策を一ぺん考え直すというような性質のものではないのでありまして、従来から維持し、培養してまいりました東南アジア諸国との友好関係は今後とも一そう緊密にしていかなければならぬと考えております。

発言情報

speech_id: 107003968X00119721106_015

発言者: 大平正芳

speaker_id: 28089

日付: 1972-11-06

院: 衆議院

会議名: 外務委員会