村田敬次郎の発言 (建設委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○村田委員 私はいろいろな人々のこの問題についての寄せられた意見というものを勉強さしていただいておるのでございますが、たとえば東京都の美濃部知事は、この問題については原則的には反対であるという意見を述べておるようであります。その美濃部知事の意見は、できることならやってもらいたいですが、不可能ですよ。それより先に都市機能の一部を分散することを考えるべきです。たとえば文化機能を多摩地区へ持っていきたいのですが、立川基地さえ返さないじゃないですか。まじめに都市問題に取り組みもしないで遷都の調査などと子供のおもちゃみたいなことをやってもしようがない。いまの政府では絶望的ですよ。こういう意見を述べておるのであります。ところが、同じ革新系の首長でございます飛鳥田一雄横浜市長は、体制変革の一歩なら首都移転もいいだろう。事務所を規制したり、工場を規制したりするぐらいなら首都を移転した方がいい。だって一番問題なのは政治と経済のゆ着でしょう。だから新しい首都には資本金何億円以上の会社は置かないという規制をしなければだめでしょう。そして移転先については、渥美半島から志摩半島を結ぶ新しい軸の上、三河あたりだな。こういったような具体的な意見を述べておりますし、また合化労連の太田薫委員長は、大学の移転でも、学生のアルバイトがなくなったりするので問題がある。そうすると、政府の移転が一番いいな。何も東京の真中でなくては政治ができんということはないし……。こういうことを言っておるわけであります。また阪本勝前兵庫県知事は東京三分論というのを言っておりまして、これも非常におもしろい意見だと思いますが、政治は富士山ろくでやれ、学問は筑波でやれ、それから経済の中心は東京に置いたらいいじゃないかということを言っておるのであります。これは筑波学園都市の問題とも関連をして非常におもしろいと思うのでありますが、政治は富士でというのは、本命は富士山ろくの静岡県側ですな。東京からの距離が近いし、富士山はやはり日本のシンボルですよ。ここに皇居と中央の行政機関すべて、それに国会議事堂を移す。東京が生きのびるためにも皇居は開放しなければいかん。こういったような意見を述べておるのであります。これはたいへんおもしろいと思うのでありますが、皇居の移転問題については最初に大臣もお触れになりましたが、朝日新聞に寄せられた投書によりますと、皇居移転については圧倒的に賛成が多い、移転論の支持があるということを言っております。そしてまたその夢として描くところに富士山ろくというのが非常に多いわけでありますけれども、この皇居移転の問題について大臣はどういうふうにお考えになりますか。