山本鎮彦の発言 (地方行政委員会)
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○山本(鎮)政府委員 お答えいたします。
九日の午後九時半ごろでございますが、亀田得治氏から大阪府警の片岡本部長に、出所は言えないけれどもという前提で、次のような提報があったのでございます。
第一点は、金大中氏が荷物として取り扱われている、それから、荷物の送り出しの手続を相談している、パレットホテルまたはパレーホテルで相談中である、イマモトという社長がこれに関与している、ホテルにはナカタまたはナガタが相談相手となっている、身柄がホテルにあるかどうか不明である、こういう提報がございました。これで、大阪府警察本部では、パレットまたはパレーホテル、イマモト社長、これの抽出、ナカタまたはナガタ某の宿泊チェック、これを重点に、直ちに、同夜、制私服千百五十名の警察官を動員して、旅館、ホテル、二千二百五十九カ所の捜査をいたしたわけでございますが、提報の内容のような事実を見つけることはできませんでした。それから、十日の夜も千七百七カ所のチェックを行ないましたが、ついに発見に至りませんでした。
まず、大阪府警は、近県の、隣接県の京都、兵庫、和歌山等にもそれぞれ同様の情報を提報いたしまして、旅館、ホテル、宿泊客等のチェックをいたしましたが、提報内容を裏づけるような事実を見つけることはできませんでした。さらに、十一日に、亀田さんからさらに片岡本部長に、電話で、情報提供者が、パレーまたはパレットホテルを自分で当たった結果、尼崎のパレスホテルではないかということで、ここに電話して、「ナカタさんはいますか」と聞いたところ、「社長は不在です」という返事がありました、こういう第二回目の提報がございました。そこで、直ちに兵庫県警察本部に連絡がございまして、兵庫県警は、尼崎市のパレスホテルについて、一昼夜の張り込みを実施いたしますとともに、翌十二日に、同ホテルに対して直接聞き込みをいたしましたところ、同ホテルには、社長を含めて従業員、宿泊客、いずれも、ナカタあるいはナガタと称する人物はおらないことがわかりました。その後、亀田さんがホテルに電話して、「ナカタさんいますか」と聞いたところ、従業員が「社長は不在です」と答えたので疑いが生じたわけでございますが、その答えた女子従業員は、自分ではわからないから社長に答えてもらわなければならないと思って「社長は不在です」という回答をしたということがわかりましたので、同ホテルとは関係ない、同ホテルの社長は大神ということがわかったわけでございます。さらに、十三日九時、朝、亀田さんから片岡本部長に、電話で、荷物にして出すためのLCの手配をしている中田は堺市大美野の近畿船用鉄協同組合の理事長である、また、今元は日本電波工業の社長である、こういう第三回目の提報がございました。したがって、大阪府警は、直ちにこの中田、今元さんに面接していろいろと話を伺いましたが、本件に関係ないということが判明したわけでございます。
したがって、前後三回にわたって、亀田さんから、詳しいといいますか、いろいろな情報が提報されたわけでございますが、逐一徹底的に調査した結果、いまのような事実が判明いたしまして、直接本件に結びつくような事実は判明いたしておりません。