高橋幹夫の発言 (地方行政委員会)

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○高橋(幹)政府委員 先ほど山本警備局長から、現在の捜査の経過のポイントについて御報告申し上げましたが、私のほうも、いま申し上げたように、一つ一つの捜査の内容について畑中金次郎の問題であるとか、あるいは出国をした船の問題であるとか、あるいは自動車の問題であるとかというものを着実に詰めて、その証拠を明らかにして、捜査の全貌あるいはその一部を明らかにするほうにわれわれは努力をしておるわけでございます。しかし、その前提として、先ほど申し上げたように、被害者である御本人の金大中氏、また、当時あのホテルにおられた梁一東氏あるいは金敬仁氏のその関係というものにつきまして、さらに詰めていくことによって、いま、私のほうの捜査の内容を明らかにするということになるわけであります。
 そこで、私どもの捜査を詰めることによって、その一部あるいは全貌がわかりつつある場合においては、さらに金大中氏、あるいは梁一東氏、あるいは金敬仁氏に親しく聞くことがまず大前提であるというふうに思っております。したがって、いま申し上げたように、私ども警察の立場としましては、捜査の経過と関連をしながら、執拗に、何回でも、何回でも、金大中氏のほか二人の方々につきましての来日をぜひ要請いたしたいと思っているわけであります。
 しかし、その問題について、現在の時点から申し上げますとなかなかむずかしい問題がありますけれども、それはそれとして、次善の策といいますか、私どもは、やはり、捜査の内容によりまして、捜査官を派遣するということが一つの非常な必要性であるというふうに思っております。したがいまして、捜査員を派遣した場合において、金大中氏あるいは梁一東氏あるいは金敬仁氏からさらに詳しく知るということができる場合におきましては、捜査の進展上非常に有力なものであるというふうに考えております。したがいまして、いま申し上げたように、本来の、金大中氏以下二人の方につきましての来日は重ねて要請いたしますが、それと同時に、私のほうのいまの捜査の経過に関連をして明らかにしていきたい、こう思っております。
 したがいまして、現在の時点におきましては、確かに、捜査の経過というものについてむずかしさがありまして、時間的な問題もありますけれども、私どもは、初動捜査あるいはいま申し上げたような条件から考えると、ある程度の捜査の困難性と捜査の時間というものについては確かに私も承知いたしておりますけれども、いま申し上げたように、捜査の内容を明らかにして、さらに前進をさせていきたい。したがって、私どもが非常に手ぬるいことをやっているということにつきましては、確かに、新聞あるいはその他の外部的なものからごらんになるとそう思われるかもしれませんけれども、私ども、長官あるいは総監以下、第一線の警察官は真剣にこの問題については対処しておりますので、その点について御期待にこたえられるようにというふうに努力をしている次第でございます。

発言情報

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発言者: 高橋幹夫

speaker_id: 27411

日付: 1973-08-28

院: 衆議院

会議名: 地方行政委員会