中曽根康弘の発言 (物価問題等に関する特別委員会)

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○中曽根国務大臣 商社くらい、人材と情報と資金力を動員できるものは日本にないと思います。したがって、これが自由を乱用すると、自由経済自体を、公正競争あるいは公正な価格形成というものを阻害する危険性を持っておる反面があります。したがって、自由の乱用というものを商社みずから自粛して、社会的期待と責任にこたえなければならぬ、力があればあるほどそういう立場にあるものと、私らは考えます。
 商社には功罪二つの面があると思いますが、一面において、日本の輸出入がこれだけ伸びてきたという一つの力には、あずかって商社の力があった。これはある意味においては功の面でありますけれども、それが国内経済にかなり進出してきて、土地や株式やあるいは洗たく屋やボーリング場まで手を出すということは、いささかどうかと私は思うわけでございます。そういう意味において、これを機に、力のあるものが社会的責任をしょって何をしなければならぬかという課題を、国民からも国会からも与えられたわけでございますから、私らも、商社をよく指導いたしまして、その期待と責任にこたえるようにいたしたいと思います。

発言情報

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発言者: 中曽根康弘

speaker_id: 15356

日付: 1973-04-16

院: 衆議院

会議名: 物価問題等に関する特別委員会