吉田文剛の発言 (物価問題等に関する特別委員会)

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○吉田(太)政府委員 簡潔にお答えさせていただきます。
 今日の事態を招きましたその背景にある過剰流動性という問題については、私どもも、よってきたるところを顧みまして反省し、かつ将来の一つの非常にいい経験を得たと考えております。
 ただ、基本的には、この過剰流動性ということは過剰流動資金ということとは別でございまして、あくまで過剰流動性といわれておるのは、金がだぶついておる、資金があり余っておる背景にあるのは銀行の貸し出し態度であった、かように考えております。銀行の貸し出し態度をコントロールすべきではなかったかということが基本であろうかと思いますが、そのことは、金融引き締めということと同義語でしか考えられないことでございます。
 確かに、昨年の秋の事態におきまして早目にそういう手を打つべきではなかったかということについては、示唆に富んだことでございます。私どもも、いまから考えますれば、そういう点では反省の点が非常に多いと思いますが、何ぶんその時期におきましては、平価を堅持するということ、それから景気を早期に回復しなければならないという政策目標があったということが、基本的に大きな条件だったと思います。ただ、その間、特に私どもとして深い反省を持っておりますのは、本来、昨年の春に行なうべきであった預金金利の引き下げを含む貸し出し金利の引き下げが、半年ずれたということが今日の禍根を招いたという点については、非常に深い反省を持っております。

発言情報

speech_id: 107105063X00819730416_015

発言者: 吉田文剛

speaker_id: 27803

日付: 1973-04-16

院: 衆議院

会議名: 物価問題等に関する特別委員会