宮崎仁の発言 (商工委員会)

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○政府委員(宮崎仁君) 大筋はいま長官のおっしゃったとおりでございますが、さらに御質問でもございますので、私どもが、いまお話しがありましたように、四十六年、四十七年度通じまして検討してまいり、また、今回の法案をまとめるにあたってどういう問題を取り上げていくべきかということについて、やや試論的なやり方ではございますが、幾つかの課題を考えておりますので、ちょっと申し上げてみたいと思います。
 まず、一つの議論として出ておりますのは、石油と人間文明との関係というようなことが一つの問題として、当面の問題としても非常に重要ではないかということでございまして、これは環境問題、御承知の資源問題、さらに国内の産業構造の問題等に非常に広範に関係するわけでございますが、こういう問題についてどういうふうに取り組むかということを一つの課題として考えてはどうかというようなことが議論になっております。
 それから環境制御システムの開発と維持というようなことを一つの議題として掲げておりますが、公害問題ということで行政上非常にたくさんの施策がとられておるわけでありますが、いわゆる環境に関する制御システム、システム的に取り組んでいくという点ではまだまだおくれておるわけであります。こういった点についてひとつ科学技術という部面も含めまして、何か取り組んでいくべきではないかというようなことがございます。
 それからさらに、少し長期の問題になるかと思いますが、資源と成長との関係、これは資源の枯渇に関する判断の問題とか、あるいは技術進歩の可能性の問題でありますとか、土地とか水とかというような制約の問題、こういうことも含めまして、資源と成長というような問題を議論していってはどうかというようなこともございます。
 さらに経済問題としては、特に現在問題になっておりますインフレーションの問題。これは緊急対策は当然行政府が早急にとらなければならないわけでありますが、現代のインフレーションというものは先進国全体にこれは及んでおるわけでございまして、これに対する有効な対策ということは相当いろいろの分野の方々が知恵を出し合ってやらなければ解決できないだろう、こういうことも言われております。そういう面から少し腰を落ちつけて考えてみるということがあるのではないか。
 まあこのほか都市問題、特に都市の廃棄物の問題でありますとか、あるいは防災対策の問題でありますとか、そういう具体的なプロジェクトについての問題もございますし、さらに地域社会というものを形成していくための新しいシステム、こういうものをどういうふうに考えていくか。最近公害問題等もありまして、各種の電源立地その他いろいろの面で地域の住民と企業あるいは行政府との間でいろいろトラブルが起こっておりますが、これを解決する方法というものがなかなかうまく発見できておらないということもございます。そういった問題を取り上げてみてはどうかというような議論もございます。
 その他まだいろいろ余暇と教育とか、あるいは特に開発援助計画のためのエードのフレームワークというものをどういうふうに考えていくか。従来、若干われわれのやり方が営利本位であるということで非難を受けておるわけでございますが、この辺についての検討をもう少しやってみる必要があるだろう。こういったことで、具体的には十幾つの項目をいろいろ議論をいたしておるわけでありますが、機構の能力もございますから、これは全部取り上げるというわけにはまいらぬと思います。だんだんにやっていきたいと思っております。

発言情報

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発言者: 宮崎仁

speaker_id: 26890

日付: 1973-07-05

院: 参議院

会議名: 商工委員会