小坂善太郎の発言 (商工委員会)
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○国務大臣(小坂善太郎君) 私が未来指向型と申し上げた点は、ただいま峯山委員御指摘の点も実は含めておるつもりで申し上げておるのでございまして、今日非常に緊急な問題がある。しかもこれの解決は将来にわたって非常に重要である、そういうような意味を含めて申し上げているつもりでございますが、私のことばが足りませんことはおわびしたいと思います。
そこで、ただいまの御指摘で、私はやはり一番問題は、具体的に言うと公害の問題ではないかというふうに思うわけでございます。人間が科学技術の進歩によって自然を征服したというような一つの思い上がりもございましたわけでございますが、これが非常に環境の問題としてはね返ってきている。人間の技術とかあるいは自然に対する態度というものは一体どこまでが限界であるのかというようなことも、あらためて考えさせられるようなことが最近幾つか起きておると思うのでございます。私どもそういうことをとらえまして、どうしたら人間がほんとうにしあわせにできるか。これは世界全体の問題でございましょうけれども、やはり日本人としては日本の環境、自然、そして日本の人口、そういうものを全部総合して、どこをどういうふうにしたら日本の国民がしあわせになれるかということを考えていかなければならぬというふうに思うのでございます。
もうずばり申し上げまして、私は環境汚染の問題、それから資源の問題、これがいま私どもの直面している最も考えねばならない重大問題であるというふうに存じております次第でございます。
それからなお、ちょっとついでに申し上げますと、実はローマクラブが紀元二千年の問題というのを提起しておりまして、人口の問題と資源の問題の関係を述べまして、相当に警告的な議論を展開していることは、峯山委員もよく御承知のところであると存じます。そういう今後を見通して、やはり今日の時点に立ってわれわれは深刻に問題を掘り下げて考えていかなければならぬ、かように存じております次第でございます。