宮崎仁の発言 (商工委員会)

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○政府委員(宮崎仁君) わが国に大体二十くらいの民間シンクタンクがあることは御承知のとおりでございますが、これは成立の経緯もそれぞれ違いますので、かかえておる問題も若干違うかと思いますが、総じて言えますことは、やはり成立後日も浅いということもございまして、まず経営的になかなか独立がしがたいといいますか、採算がとれる段階までいかないというような点が多いようでございます。したがいまして、本来のシンクタンクとしての研究開発というような問題以外に計算事務のような、いわばルーチンワークを一緒にやりまして、そして全体としての採算をとっておると、こういうような状況がございます。
 それからもう一つ大きな問題としては、やはりこういうことにかかわってやってまいります研究者、特にプロジェクトリーダーというような方々についてわが国の場合はまだ非常に不足をいたしております。そういうことから、こういう部面に当たれる人の養成といいますか、そういうことが非常に望まれておる、こういうことが特色として言えるかと思います。
 現実に取り組んでおられる問題は、これはこの研究開発機構で取り上げておるようなかなり広範な問題もございますし、それから、一つの企業の経営にかかわるような比較的特定されたような問題もございますが、大体委託研究ということを主体にいたしておりますので、それぞれ委託先の意向によって課題が選ばれておるというような形で運営されておるように承知をいたしております。
 たとえば、一番大きいと言われます三菱総合研究所の場合でありますと、内外の経済情勢、経営問題等に関する調査分析の問題でありますとか、あるいはコンサルティング、それから社会開発に関する研究というようなことが言われておりますが、現実には十幾つの課題がとられておるようであります。このほかに先ほど申しました研修とか計算サービス、ゼミナールの開催というようなことが行なわれているというような、これは一例でございますが、まあほかの問題、シンクタンクについてもそれぞれ特色はございますけれども、どちらかといいますと、比較的特定された課題について成果を出していくと、こういうことが当面中心になっておるように承知をいたしております。

発言情報

speech_id: 107114461X01719730705_012

発言者: 宮崎仁

speaker_id: 26890

日付: 1973-07-05

院: 参議院

会議名: 商工委員会