峯山昭範の発言 (商工委員会)
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○峯山昭範君 次に、これは前々から何回も問題になっていることでありますけれども、これもちょっと私も一言発言してお伺いしておきたいんですが、中立性という問題なんですけれども、この問題については、やはり第一点は、政府から百五十億円という出資を受けている、とすれば、実際問題として中立性や独立性ということは確保できるかどうかということは重要な問題だと思うのです。政府出資の認可法人として完全に政府から独立あるいは中立の機関である、そういうぐあいに言いますけれども、現実にそうなるかどうかということは非常に重要な問題だと思うのですが、ここら辺の問題については、ほんとうにその中立性というのがあり得るのかどうか。たとえば、先日の参考人の意見の中では、にじの例を引いて説明がありました。確かに片寄った人がたくさん集まってくればやっぱり中立になってくるというふうな話がありましたけれども、それだけで実際納得できるというところまでいかないわけですね。そういう点についてやはりどうお考えか、まず第一点。
それからもう一つは自主性という問題ですが、これは第二十五条の中に、自主性の尊重ということについてうたってありますけれども、この自主性というのはやはりいろんな面に及ぶと私は思うんですが、この機構の自主性あるいは研究者の自主性、評議員の自主性ですね、あるいは研究そのものの自主性あるいは機構の運営そのものの自主性と、こういろいろあると思うんですが、こういうような問題についてはいずれにもかかっての自主性なのかどうか、この点第二点としてお伺いしておきたいと思います。
それから第三点として、自主性、中立性の問題として特に二十七条、二十八条で、内閣総理大臣の認可の規定があるわけですが、その次に三十九条、これは第一項の協議の規定ですか、のところの、総理大臣は大蔵大臣と協議しなきゃならぬというところ、あるいは同第二項の「関係行政機関の長に協議しなければならない。」こういうようにありますが、こういうようなことでほんとうに自主性あるいは中立性ということを保つことができるのかどうか、この点第三点としてお伺いしておきたいと思います。
さらに中立性、独立性の問題とからんで第四番目にテーマの問題があると思うんですが、テーマを決定する場合に、これは要するに研究評議会できめるにしましても、ここにきめられているように各省庁の長が出ていったり、あるいはこれは衆議院における答弁の中にあるわけでありますが、研究評議会でテーマについては決定されるたてまえになっているわけですね。しかしながら、局長の答弁の中に、そのテーマ決定のために各省の関係者が出てきて協議会をつくると、そういうふうな答弁が現実にあるわけです。そうしますと、実際問題、自主性、中立性の保障というのは、たとえばテーマ一つ決定するについても非常にむずかしい問題が出てくるんじゃないか、この点は非常に問題もありますので、明確にしておきたいと思います。
それから続けて質問をしますが、これは自主性や中立性の問題とは別の問題でありますが、研究員の問題です。これは先ほど御答弁の中で、総合的な研究開発の実施及び助成というところで、要するに、実際に実施をする場合にはこの研究開発機構としては研究員を直接持たないで、いわゆるプロジェクトチームを組んで研究をすると、そういうふうな意味の答弁がございます。そうしますと、プロジェクトチームを組むのでありますから、いわゆる研究員を集めるわけです。集めるということはいろんなところから集めるわけでありますが、二十幾つある現在の民間のシンクタンクといわれるようなところからも集めるということが出てくると私は思うんですね。
私は先日の参考人に対する質問の中で、三菱総合研究所の方に質問したのでありますが、たとえばその研究所からその総合研究開発機構に来ている、その場合に、要するに研究の成果というのがあります。その研究の成果は結論が出るまでに、すでにその人はたとえば研究が終わりますとそれぞれの研究所へ引き上げますね。そうしますと、総合研究開発機構が発表する前に、その内容等についてはすでにもう一つの民間の総合研究開発機構、いわゆる民間のシンクタンクではそれを全部知り得ると、この点についてはほんとうに中立性なり独立性あるいは片寄ったあれにならないかと、こういうぐあいに質問しましたら、この法案の中に公開の原則をうたっておるからだいじょうぶだとさんざん言っていたけれども、その公開の原則というのはあとで附帯決議でつけたんでありまして、あとで附帯決議をつけたことを初めから法案の中に入っていたみたいな感じであの人は答弁をしていました。ほんとうはそうじゃないわけですね。そういう点から考えても、こういうふうな問題は非常に私は重要な問題だと思いますが、こういう点についてはどうお考えか、以上お伺いしたいと思います。