金丸信の発言 (予算委員会第三分科会)

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○国務大臣(金丸信君) 土地の値上がりの問題と日本列島改造との関係はどうかと、私はこれが大部分だとは考えておりません。いわゆる一つの、日本列島改造というキャッチフレーズが心理的に及ぼしている影響はあるんじゃないかなという感じはいたします。またあのNHKの土地問題のことにつきましては地価公示の無視されたあのような競争入札でやった結果ができたと、まことに遺憾な結果が出たと。しかし御案内のように、あれは衆議院の逓信委員会では、代々木の会館の代金にそれを充てるということだからできるだけ高く売れという激励の決議までしてある、こういうようなこともあるわけでございますが、これは地価公示とこれといろいろ御批判を受けるわけでございますが、地価公示は公共事業の土地取得のいわゆる基準価格にするとか、あるいは一般国民が土地取り引きの目安にするとか、そういうことで非常に役立っている場面もいままであるわけでございますが、どちらにしても三倍以上も土地が上がっておるという現実の事実を、まあ四月一日ということですから、発表いたしたわけでございますが、このような土地の値上がりという問題について無関心ではいられないことは当然でありますし、この地価を下げることを考えなければこれはとても土地を持ってみても住宅は建たない、住宅が建たないということになったらどうなるんだと、これはまことに末おそろしい、青年が大きな希望を持つことができない、働く青年が希望を持つことができない、こうなったらどうなるんだ、われわれが汗をかいて毎日一生懸命働くのも、一生懸命政治をやってよりよい日本をつくると考えてみても、それは何にもならないということになるということを考えてみますと、この土地問題と関連する住宅問題、まずその基本である土地問題は、どんなことをしても解決しなければならない、こういうことでまあいろいろ法案等が提出されておるわけでございますが、まあこれを三、四年前あるいは五年前にこの政策を施しておったら、こんな結果にならなかったということも考えられると私は思うにつけましても、政治というものは先手先手でいかなくちゃならないなと、こういうことを思うわけでございます。

発言情報

speech_id: 107115268X00419730409_016

発言者: 金丸信

speaker_id: 2320

日付: 1973-04-09

院: 参議院

会議名: 予算委員会第三分科会