鈴木強の発言 (予算委員会第三分科会)
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○鈴木強君 まあこれはなかなかむずかしいでしょう。わが国の神武以来の遷都の歴史というものもやっぱり勉強してみなきゃならぬと思うし、それには、遷都というのはやっぱりいわゆる天皇のいらっしゃるところが変わるという質のようですからね。だから、天皇の御意思が非常に強くていわゆる天皇政治的な時代は、天皇の意思がはっきり出ていますけど、やっぱり徳川幕府なんかになって、ずっと鎌倉幕府あたりからは武家政治というものが非常に強くなってくると、今度は天皇の意思よりも武家政治のほうの考え方でやられるとか、いろいろ歴史的に見るとあると思うわけですね。ですから、奈良の平城京から京都の平安京にずっと移られて、それから明治陛下が十六歳のときに東京に遷都されるまでの歴史というものを私もちょっと勉強してみましたけれども、こういうむずかしい面もあるし、特に最近は人間天皇で国民の象徴になった天皇ですから、この天皇をどういうふうに考えていくかということも、これはもうたいへんなことだと思いますよ、憲法上。ですから、遷都が皇居を伴っていくかいかないかという論議は、これはたいへんむずかしい論議になると思うんです。ですからして、大臣のねらいというのが、千百万人の人口が密集する東京都、あるいは大阪というものを、そういう過密都市というものを何とか少しでも人を減らして住みよいところにしようというところにねらいがあるならば、そういう考え方でもってはっきりした構想を示されて、国民のコンセンサスを得るようにしたらいいじゃないかと、こう私は思うんですが、時間がありませんから、これはいずれさっきのお説の問題と一緒に建設委員会ででももう少し詰めてみたいと思っております。
それから最後に、ローカルな問題で恐縮ですが、あと十分間ですからお伺いします。
まず、中央高速自動車道の点でお伺いしたいんですが、いろいろ御苦労をいただいて、岩殿山付近の地すべり工事もこれを食いとめていただきました。あれがはたして今後絶対だいじょうぶかどうか、あすこを通るたびに一まつの不安は持って私は通るんですけれども、たいへんな御苦労であれもでき上がりました。それでいま調布−大月間の四車線工事、これはどのような進捗状況にあるのか、完成の時期は、供用開始はいつになるか、その点をはっきり示してもらいたいんです。