大津留温の発言 (予算委員会第三分科会)

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○政府委員(大津留温君) 近年、予算におきましても、一般公共事業費の伸びは一般総トータルの伸びよりもやや上回っておることは御指摘のとおりでございます。しかし、これは先生御承知のように住宅、下水道、都市公園あるいは災害復旧、道路、いずれも国民生活に必要不可欠の施設でございまして、公害対策の面からいいましても、あるいは生活の向上という点からいいましても、一日も早くこれを整備することが強く要請されておる事業でございます。したがいまして、ただいま建設大臣が申しましたように、長期的な計画に基づきまして計画的にこれを整備するということが、政府に課せられた重大な使命であるというふうに考えておるわけでございますが、一面、先生が御指摘のように、これらの政府投資をふやしますことは、それだけ需要を刺激いたしまして、景気の過熱という作用がないわけではございません。そこで、昨年度は景気が停滞いたしましたので、これを浮揚する施策として公共事業の促進という政策をとられたわけでございますけれども、今日の事態に至ってみますと、これを特にそのために促進するということは必要がございません。したがって、先ほど大臣が申しましたように、この一、二ヵ月はセメントその他の資材が逼迫しておるような状態でございますから、その点を考慮して、急がないものはあと回しにするということがございますけれども、しかし、年度を通じての公共事業の整備ということにつきましては、これをことさら一律に繰り延べまして、国民が待望する施設の整備をおくらせるということは、これは長い目で見て得策ではないというふうに考えているわけでございます。

発言情報

speech_id: 107115268X00419730409_149

発言者: 大津留温

speaker_id: 26306

日付: 1973-04-09

院: 参議院

会議名: 予算委員会第三分科会