松本忠助の発言 (運輸委員会)

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○松本(忠)委員 先般、二月五日に大臣の所信の表明を伺いました。運輸行政の基本方針についてきょうは質問をするわけでございますが、限られた時間でございますので、具体的な問題を特に取り上げまして、そしてそれを通じまして、大臣の所信をあらためて伺いたいと思うわけでございます。
 第一に、先般の大臣のお話によりますと「国民生活の安定をはかり、健全な生活環境をつくり上げるための対策に取り組んでまいる」、このことについて私も全く同意見でございます。特に「このため、私は、国民の足を確保し、生活必需物資の円滑な輸送をはかるべく特段の努力を払う」、こういう大臣のお話でございます。この御意思も私よく理解できるわけでございます。
 そこで、具体的な問題によりましてこの姿勢をただしてまいりたいと思うわけでございますが、まず第一番目に、具体的な問題として、大臣は「新住宅地関連バスの補助強化を行ない、」こういうことをうたっているわけであります。この問題をまず取り上げてみて意見を伺いたいわけでございます。
 御承知のように、最近各所に新しい団地ができ上がる。その団地と駅の間のバス路線がないために、団地ができて入居いたしましても、なかなかこの足の確保ができていないという実情は、十分御存じのとおりだと思います。入るほうの人も、足がないことをもう承知の上で入るわけでございます。しかし、いつまでもいつまでもその足の確保ができないということになりますと、やはりそこに、どうしてもおつとめの関係上等、いろいろ不平不満も出てくるわけでございます。
 そうしたことから、再三私のところにもこういう問題についての陳情が出てまいります。お役所のほうにもそのつど取り次いでいるわけでございますけれども、最近の一つの事例といたしまして、埼玉県の吉川団地の住民の方々から陳情がございました。代表者の吉川団地自治会会長の白崎亀松さんという人の話でございますが、要するに団地ともよりの駅の間のバスの運行か非常にたいへんな状態だ、朝晩の通勤ラッシュには、収容力の二倍、三倍という、もうほんとうにぎゅうぎゅう詰めで、そして駅に送り込んでいる。冬の寒い間、その団地のバスの乗り場で長い列をして待っているという状態でございます。
 そこで、何とかしてこの解決をはかりたいということでいろいろ御相談に見えたわけでございますが、お話を聞いてみますと、もう少し何らかの行政的の措置が早くできればこの団地の足は解決できるのじゃないかというような気がいたします。そこで、若干の路線の迂回がございますけれども、そのことによって団地全体が非常に交通の便に恵まれる、そして会社も収益があがるのではないかというふうに言っているわけでございます。
 こういう例は枚挙にいとまがないと思いますが、こうしたことについて、迅速にその路線変更の認可を与えるなり、あるいは輸送の人員にマッチしたところのバスを確保するなり、こういった行政指導をすることが、要するにまず一番必要な問題ではないかと思うわけでございます。そうした結果、赤字の場合は、この運行されているバスに対する補助という問題が出てくるのだろうと思う。
 まず、この新住宅地関連バスの補助強化ということは当然のことでございますが、その前段として、バスがないために非常に苦しんでいる、交通機関がないために苦しんでいる、こういう人たちに対して一刻も早く何らかの手を打つ、こういうことが私は必要と思います。そういったことで、ぜひこの際、これら関連の問題に対して大臣がどのように対処され、迅速にこれを実行に移されていかれるお考えがあるかないか、こういう点をまず第一番目にお伺いしたいわけでございます。

発言情報

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発言者: 松本忠助

speaker_id: 19853

日付: 1974-02-13

院: 衆議院

会議名: 運輸委員会