森整治の発言 (公害対策並びに環境保全特別委員会)

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○森(整)政府委員 若干補足して御説明を申し上げますと、水銀の全国調査の場合、ただいまわれわれが把握しておりますところでは、全体としまして、これは全国でございますが、約六万三千の分析項目がございました。そのうち分析研に行っておりますのは六千九百、約七千の程度でございますが、約一一%に当たるわけであります。そのほか民間にも再委託されておるのが実情でございますが、当時の事情といたしまして、いま申し上げましたように分析の件数が非常に多かったということと、確かにいろいろ問題が起こりました直後ではございますが、正直申し上げまして、いまからは反省をしておるわけでございますが、当時といたしましては、やはり民間の中では分析にかけましては非常に高く評価されておった機関でございます。そういうこともございまして、ともかく早急な対策を求められておる事態でございましたので、集中的に処理しなければならぬというようなことで分析研に県が依頼した例があるわけでございます。
 ただ、全部ではございません。たとえて申しますと、九水域につきまして申し上げますれば、あのうち水島なり新居浜なりについては、分析研には依頼しておりません。これは県のそれぞれの分析研究所、センター等の分析能力の問題が一つ、それからその県に分析を要する検体数が非常に多かったというようなことで、たとえば富山県なり山口県なり、そういうところがほかのところにも委託しておりますと同時に分析研に委託いたしているというのが実情でございます。そういうようなことで、いまからは反省をいたしておるわけでございますが、ともかく早急に解決を求められておったというやむを得ない当時の事情から、そういうことになったというふうに理解しております。
 それから、私どもが県に、どこにやらせろというようなことを水銀につきまして指示しておるということはございません。ただ、繰り返すようでございますが、県の事情として、それぞれお願いをしたということでございます。もちろん先ほど御指摘ございましたように、魚の問題それから水質、底質の問題、土壌の問題、その他健康調査の問題、いろいろの分野にわたって全面的に調査をいたしたわけでございます。民間につきましても、あるところに集中して委託が行なわれると、結局分析ができない、能力を越えてしまうというようなことで、各県で調整なり相談が行なわれたということはあり得ると思いますけれども、私どもでここにやりなさいということを申し上げたことはございません。
 そういう事情はともかくとしまして、いずれにいたしましても、その分析が正確に行なわれたかどうかということの究明を急いでおるわけでございます。

発言情報

speech_id: 107204209X00519740220_010

発言者: 森整治

speaker_id: 17275

日付: 1974-02-20

院: 衆議院

会議名: 公害対策並びに環境保全特別委員会