三木武夫の発言 (公害対策並びに環境保全特別委員会)

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○三木国務大臣 私は根本的には、空港の建設の当初に騒音問題というものを頭に入れた空港の建設というものでなかったところに、一番問題があると思っています。最近の世界での空港建設の話などを聞きますと、相当空港の敷地を広くとっているんですね。ところが大阪国際空港の場合は、面積は三百ヘクタールくらいのものですね。非常に敷地が狭いですから、その敷地の周辺というのは、まあ非常に、たとえば八十五WECPNLですか、そういうふうな地域にでも何万という人が住んでいるという事態があるわけです。だから、これから根本的に考えるのには、やはり空港の敷地を相当思い切ってとらなければいかぬ。そうして生活のバランスを非常に破るようなそういう騒音のもとにある地域の人たちは、空港の近所で住まなくてもいいくらいな敷地をとる必要があると思います。
 もう一つは、やはり飛行機のエンジンの改良ということも、これは日本ばかりじゃなしに、航空機の騒音というものは世界的な問題になっておるわけですから、それはアメリカにおいても、あるいはヨーロッパにおいても非常に研究されておるわけですね。そういう点で、飛行機のエンジンの改良という問題も一つのこれからの課題であると思いますが、そういうことがやはり根本の対策である。現実にはもうすでに相当な人家が密集しておるわけですね、空港の騒音のやかましい地域にも。そういう人たちに対しては、できるだけ代替地を渡して移転をしてもらうとか、あるいはまた防音装置をするとか、そういう応急的な処置を現にある空港の周辺の地域に対してはせざるを得ない場合がある。根本には、飛行場の建設の当初から騒音対策というものを頭に入れた飛行場の立地計画というものを立てることが私は根本だというふうに考えております。

発言情報

speech_id: 107204209X01319740326_009

発言者: 三木武夫

speaker_id: 13903

日付: 1974-03-26

院: 衆議院

会議名: 公害対策並びに環境保全特別委員会