木下元二の発言 (公害対策並びに環境保全特別委員会)
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○木下委員 どうも私は十分に納得できかねます。この問題はさらに検討をいただきたいと思います。
もう一つ問題を指摘いたしておきます。
重量税から取るということですが、わが党は、そもそもこの重量税自体に問題がある。この重量税の創設にも反対をしてきたのでありますが、租税特別措置法できょう衆議院本会議を通りましたけれども、この重量税を二倍に増税をする、その機会に本制度をつくって重量税をもってまかなう、こういうことでありますので、私どもはその点から申しましても、こういう制度に対しては賛成いたしかねるのです。
特に私、問題点として申しますと、この公害対策の費用を重量税からまかなうと申しましても、これは重量税の中に単に観念的に含ましめるというだけのことなんですね。税金という形態で徴収をするんです。その徴収したものを交付するという、これだけの話であります。これが、たとえば特別会計というものをつくって、そして公害対策を行なう、そういう制度が、たとえば空港なんかの場合にありますね。航空通行税であるとか、あるいは航空機燃料税、こういうのは一部を特別会計に入れて騒音対策をやる、これも問題はありますけれども、これなら一応徴収したお金に色がつくわけですね。これは航空通行税あるいは航空機燃料税として徴収したものだ、それを特別会計で公害対策に回すのだ、これがはっきりいたしておりますけれども、重量税の場合には、一般会計でありますから、重量税でまかなうとか重量税から取るとか申しましても、結局のところ、これは一般会計にほうり込まれて、もうわけがわからなくなる。お金に色がついておりません。
それで、幾ら重量税から取るんだといったって、これは全く観念的でありまして、実際のところは、これは公費負担じゃないのですか。税金から取るんじゃないのですか。そうでしょう。ここに私はこの制度の非常に大きな問題点があると思うのです。隠されていると思うのです。何か、いかにも重量税から取るんだといいながら、実際はそうではなくて公費負担である。そうじゃないでしょうか。