木下元二の発言 (公害対策並びに環境保全特別委員会)

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○木下委員 私はここでもう時間がありませんので、論議をいたしませんけれども、しかし、いま最後に言われた問題、衆議院予算委員会の内容も援用して言われたので私も申しますが、日にちは同じかどうか、四十六年二月二十七日の衆議院予算委員会では、中曽根国務大臣が答弁いたしておりますが、米軍のほうが、こちらよりも使用量が多いというのでは主客転倒になる。だから、そういうふうな使用というのは、一時使用ということが言えないんだという趣旨の答弁をしております。「一応時間的にいえば一年のうち半数以上向こうが使うというのでは主客転倒になるのではないか」だから、そういうのは一時使用の趣旨に反するんだということを言っておるのです。
 ところがこの場合、私援用いたしましたように、一年のうち二百六十日、七十日も使用しておる。半数以上です。そういう使用というものが一体認められるのか、はなはだ疑問だと思うのです。その点、私は指摘をいたしておきます。時間がございません。
 それで、最後に長官にお尋ねしたいのですけれども、現在においても、この演習場の演習状況というものは、相当な頻度と実態であります。ところが、これが一たんアジアに、あるいは世界に戦乱が起こりますときに、この演習場の使用状況はがらりと様相が変わるのですね。そのことは、朝鮮戦争あるいはベトナム戦争のときに、富士地域において激烈な、しかも大規模の演習が行なわれたことにはっきりあらわれておるのです。結局アジアもしくは世界に戦乱が起こるとき、これと結びついて富士地域での演習が活発化するということなんです。
 つまりこれは、アメリカの世界における戦争行為のために、この演習場が過去において利用されてきたし、これからも利用される危険があるということなんですね。将来において第二、第三の朝鮮戦争あるいはベトナム戦争が起こらないという保証は全くないのです。アジアのどこかで戦乱が起こる、これには必ずといえるほどアメリカがかんでおったことは、過去の実例が示しております。そういう場合には直ちに米軍が介入していく。そのための実戦さながらの演習がこの富士山ろくで行なわれるということなんです。その戦争が日本の国の利害にかかわりがあろうとなかろうと、何のかかわりがなくても、こうした演習がやられるということなんです。世界のどこかで紛争が起こる。そうすると米軍が富士演習場で演習をして出撃していく。これは日本の安全あるいは極東の安全にさえかかわりないことなんですね。こういった点、長官としては一体どのようにお考えになっておるのでしょうか。

発言情報

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発言者: 木下元二

speaker_id: 33616

日付: 1974-05-14

院: 衆議院

会議名: 公害対策並びに環境保全特別委員会