井上邦之の発言 (運輸委員会)
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○説明員(井上邦之君) 三月一日に始まりました今次春闘につきまして、国鉄関係の労働組合が特に国民の皆さまに対して非常な御迷惑をおかけいたしておりますことは、私どもといたしましても非常に遺憾に存ずる次第でございまして、おわびを申し上げます。
今度の三月一日のいわゆる第一波と称しておりますものは、完全な政治闘争でございまして、当局との間に何ら団体交渉をやって事案を解決するという問題を含まない、すべて政治的な目標だけを掲げた闘争でございます。そういう政治闘争をやるということについては、事前にそういう暴挙をやめろということを極力説得いたしましたけれども、遺憾ながらそういう結果に相なったという次第でございます。
それから第二波と称しまする二十六日、おとといの闘争でございますが、これは午前零時から十二時まで、前半は第一波と同じく政治闘争だけが目標ということで、十二時以降を当局との間に団体交渉で解決すべき事案を持った、それを背景にした闘争である、こういうことでありました。政治闘争のほうも十二時間の闘争、これは総評との関係もありまして、国労、動労とも闘争をぶち抜いたわけでございますが、十二時以降の部内的な処理によって解決すべき闘争、これにつきましては当局との間に積極的な団体交渉を進めまして、ある程度組合と当局との間に原則的な了解が得られたということによりまして、国労は全般的に十二時に闘争を解除いたしました。動労は一部の地区を除きまして、やはり十二時に闘争を解除した、中止指令を出した、こういうことでございます。
重ねて申しますが、第一波、第二波ともに政治闘争が主要な目的になっております。こういう闘争をやるということにつきましては、かねがね労働組合に対しても強い反省を求めておるところではございますけれども、私どもの努力が足りずそういう政治闘争に遂に突入せざるを得なかったということにつきましては、おわびを申し上げます。