矢山有作の発言 (社会労働委員会)
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○矢山有作君 私も戦後、昭和二十二年に制定されたままで、ほとんど内容について根本的な検討がなされてないわけですからね、戦後の民主的な労働関係を打ち立てるという意味ではそれなりの役割りを果たしたと思うんです。しかし、おっしゃるように、今日の経済、文化の状況なり、さらに国際的な労働水準の状況から見るならば、これはやはり中身については相当抜本的な検討をしていかなきゃならぬのじゃないか、その上で改善していかなきゃならぬのじゃないかと思っております。
そこで、それらの問題に少し立ち入ってお話を聞いてみたいんですが、まず、大ざっぱな聞き方をしてみたいと思うんですが、現在、この労基法の問題について、労働組合側のほうといいますか、労働者側のほうですね、これは国際的な労働基準から見て、わが国の労働条件は非常に低い、こういうきびしい批判がある。ところが、一方、財界のほうから見ると、労働基準法の違反の多い実態の中から、むしろ女子の保護規定などを中心に現実に合わせるように法律を変えたほうがいいんじゃないか、こういう意見も具体的に出てきております。したがって、労働省はこういう何というのか、両極端に私はある意見だと思うんですが、そういう意見が出されておる中で、一体今後基本的にはどういう考え方をもってこれらに対処しようとするのか。労働基準法研究会を設けて研究さしておられるということでありますが、しかし、その研究の成果を踏まえて具体化していくのは労働省でありますから、その労働省の基本的な考え方によって私は内容というものは非常に変わってくると思うんです。そこで労働省の基本的な考え方を聞いておきたい。