矢山有作の発言 (社会労働委員会)
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○矢山有作君 それももっともらしく聞こえるんですが、私は学識経験者だけ寄せて意見を聞いてみたところで、それは往々にして机上の空論的な意見は聞かれると思うんですよ。しかしやはり一番その職場の実態、いまの労働者が置かれておる実態を知っておるのは労働者であり、また、そしてそういう職場をつくって労働者を働かしておる使用者なんだ、むしろ。だからむしろ私はそういう現場の実態を机上の空論でなしに十分はだ身をもって知っておる労働者なりまたそれの反対側に立っておる使用者なりそういう者の意見をこそ私は積極的に吸収すべきだと思うんですよ。それにあわせて学識経験者の意見も聞きましょうというならわかる。ところが、どうも労働省のこれがよさそうだと思うような学識経験者だけを選んできて、そこで調査、研究しろと、私はそんなことを言うたら学識経験者におこられるかもしれませんが、労働省がやっておられるその研究会にはそんな方はおらぬと思うが、しかし往々にして専門ばかということばもあるので、私はそういうような研究会だけでやろうというのは間違いだと思うんですよ。せっかく中央労働基準審議会ですか、正式名称は。そういったものがあって、労・使・学識経験者で構成されているわけでしょう。そこらあたりで、どうして徹底的な調査をやり、研究をやり、論議をやってもらって、その結果を得てやろうとなさらないのか。私は、これはちょっと労働省のてまえがって過ぎるし、もっと、ひがんで言うわけじゃないけれども、労働省が意図するようなものをつくり上げるために、まあ御用学者といってことばが適当でなかったら申しわけありませんが、そういう連中だけ集めて意見を聞いて、私どもはこういう民主的な過程を経て結論を出したんですと。そしてこういうようなのつくりました、ひとつどうぞ審議会のほうでも御審議くださいと持っていく、これは審議会というのは存在価値ないですよ、これは。審議会は、ただ審議会を通じないとぐあいが悪いから、ちゃんと法制的な組織だからそこを通じただけの話、そんなやり方は私はないと思う。だから、そういう研究会なんていうやり方は私はやめてもらいたい。そして、審議会で徹底的な審議をやってもらいたい。第一、労働省は審議会、せっかく正規のものがあるのにそれを信頼していないんですか。信頼していないからそんなことをやるんですか。
それともう一つは、研究会なるものの構成メンバーを一ぺん聞きたいんですがね。