島本虎三の発言 (公害対策並びに環境保全特別委員会)

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○島本委員 その意味で諮問したというならば、これは再諮問のしかたが、私としては少し疑問がある。この日本の大気汚染の現状です。これは国民の健康を守るためにきびしい許容限度が必要であるということは、もう長官、おわかりのとおりなのです。五十一年度規制の延期だとか暫定値を設定するようなことは、これは万々あってはならない。政府の考え方もその辺がきちっとしていなければならないのです。どうもふらふらしている。環境庁は、まず外国に比べて車の過密度、それからもう広域化する光化学スモッグに対する現状、これをはっきり踏まえて、積極的な姿勢を示さないとだめだと思うのです。
 五十一年規制を既定方針どおりに実施させるためにはメーカーの技術開発、これこそもう強要すべきです。日本の平地面積の自動車の密度は、ちょうどアメリカの八倍になっているのが四十五年でしょう。四十九年は十倍をこしているでしょう。こういうような中にいて、アメリカが達成しようとしておるのを日本ができないわけないじゃありませんか。ここなんです。国民の健康を守り、国民の命を守るためなら、業者を強く規制してでも、これをやらせるのが世界の現状じゃありませんか、傾向じゃありませんか。ここで長官がはっきりした態度を示さないとだめなことになるわけです。
 私、再諮問したというこの既定方針が暫定規制のためのものでないということをいま承りました。しかし、そうであるならば、現在の置かれておる日本の立場をもっと深刻に考えて、業者に対してきつい態度で臨むべきだ、こう思いますが、長官いかがです。

発言情報

speech_id: 107304209X00219740821_025

発言者: 島本虎三

speaker_id: 2814

日付: 1974-08-21

院: 衆議院

会議名: 公害対策並びに環境保全特別委員会