大平正芳の発言 (大蔵委員会)

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○大平国務大臣 去年はああいう状態でございまして、大幅な国際収支の赤字を記録いたしたわけでございまして、百三十億ドルというような赤字を記録いたしたわけでございます。ことしの上半期も、貿易収支も赤字でございましたし資本収支も赤字でございました関係で、これまた相当大幅な赤字を記録しておったわけでございますが、六月ごろからようやく貿易収支は黒字に転じたわけでございまして、その黒字の幅も、七月、八月、九月と漸次大きくなってきておるわけでございます。こういう姿でまいりますならば、ことしの下半期は、さらに大きな赤字を追加してまいるというようなことにならないようにやれるのではないかと思っておるわけでございます。
 日本の国際収支につきましては、少なくとも経常収支がバランスがとれる状態に持っていくことが非常に大事だと思うのでございます。すなわち、貿易収支で黒字が若干出て、貿易外収支で若干の赤字が出るという構造になっておりますが、それがバランスがとれる状態にあれば、あとは資本収支の管理を慎重にやれば心配ないわけでございまして、少なくともことしの下半期は、私はそういう点で心配ない状態にあると思うわけでございますが、来年以降どうなるかということにつきましては、また来年の経済がどのような状況になりますか、まだ不透明でございますので、この段階で申し上げることはできないと思いますが、慎重な経済運営を通じまして国際収支を均衡させて為替相場を安定させていくということは、あくまでもわれわれの財政経済政策の基本に踏まえて、誤りなく期してまいりたいと考えておる次第でございます。

発言情報

speech_id: 107304629X00319741018_005

発言者: 大平正芳

speaker_id: 28089

日付: 1974-10-18

院: 衆議院

会議名: 大蔵委員会