島本虎三の発言 (公害対策並びに環境保全特別委員会)
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○島本委員 しかし、長官としてはもうすでに、五十一年規制の重要なる窒素酸化物のこれに対しては〇・二五という努力目標をはっきり告示してございます。しかし、現在はそれより後退しようとしておるわけです。後退させたならば、これは当然国民の健康に重大な支障を来たすわけです。現に東京都内でもこの規制を上回っているような場所がほうぼうにあるじゃありませんか。現在のままでもそうなんです。まして今後東京都としてもその他の七大都市におきましても、このままでもし推移するか、この五十一年規制、それを完全実施するのでなければ——ここに、一つの光化学スモッグだけじゃなく、また国民の健康を守るためにはどうしても自動車の規制をしなければならない、こういう状態になるわけです。そうしてまた、そういうような答申も出されているのであります。
そういうふうにした場合には、東京都だけでもまさに百数十万台減らさなければならない、乗り入れも規制しなければならない、こういうような状態になるのであります。参考人の意見を徴しましても、乗り入れ禁止というようなことは言うべくして困難である、至難である、こうさえ言っておるのであります。そういう状態だとすると、何が何でも〇・二五の窒素酸化物の規制値、これは達成しなければ国民の健康が守れない、こういうようなことになってしまうじゃありませんか。したがって……(「それはむずかしい」と呼ぶ者あり)むずかしくてもこれはやらなくてはならないのです。むずかしいからやらなくてもいいと、こういうようなところで逃げたならばだめなんであります。
ここなんであります。大臣がいま重大な関頭に立っておるというのはそういうところなんであります。これでひとつあなたはためされるわけであります。そういう答申が出たならばそれを尊重する、こういうようなことであいまいにすることは将来に悔いを残すことになる。こういうことを心配するのです。やはりどんな答申が出ても、その答申を尊重して、そして〇・二五、この規制値までやる努力はどういうふうにしておやりになるのか。その場合には規制をきちんとしなければならない、乗り入れも禁止しなければならない、こういうようなことは言うべくしてできないと自治体がいう。しかしながらそれをやれという。一体この点、責任が持てましょうか。どうでしょう。