大場敏彦の発言 (公害対策並びに環境保全特別委員会)
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○大場政府委員 ただいま先生が御指摘になりましたように、瀬戸内海ににつきましては、一年前に瀬戸内海の環境浄化の臨時措置法が策定されまして、その施策を実施しているわけでございますけれども、そういう意味におきまして、瀬戸内海の浄化というのは水質保全行政の一つの拠点といいますか、橋頭堡といいますか、試金石といいますか、そういうぐあいに私ども考えているわけでございます。
今回の事故は、そういう意味におきまして、産業排出にかかるCODを半分にするという形で、各企業あるいは生活排水にかかる汚濁につきましては、いろいろ下水道等も建設を通じて、浄化につとめておるわけでございますが、そういった努力をふいにしてしまうというのは少しどうかと思いますけれども、かなり致命的なダメージを与えてしまうということになりますので、非常に残念に思っております。
環境庁といたしましては、この事故の発生と同時に、現場に係官を派遣いたしまして、そういった瀬戸内海の環境の浄化というたてまえから、海洋に汚染が拡大しないように切に関係機関に要望いたしたわけでございますが、結果は残念ながらかなり広範囲にわたって汚染が拡大しておる。この上はいち早く、ことに海岸等に油のかたまり等が漂着しておりますし、そういった事故対策を全力をあげて各機関にお願いし、環境庁ももちろん音頭をとりますけれども、そういった浄化の対策をとって、早く本来の水質保全行政の軌道に乗せたいと思っております。