島本虎三の発言 (公害対策並びに環境保全特別委員会)

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○島本委員 長官もよく聞いておいてもらいたいのですけれども、実施一年目ですよ。一年目にしてこのような重大な事態に直面した。しかし、これにも多大の疑問があるのです。
 通産省来ておりますか。——もともとこの防災対策、これは三重のチェック機能があるはずです。耐震、耐火はもちろんのこと、どんな圧力にも耐えられる設計のタンクであるはずです。そしてもしそれが漏れても、防油堤でそれを十分阻止できるような、防油堤のこれも構造が指定されているはずです。もしそれから破れて出ても、オイルフェンスによってこれの流出を防止する、この三重のチェックの機能が完全にはかられているはずであります。
 ことに水島はコンビナートでもわりあいに機能のいいほうだといわれているところじゃありませんか。しかし警報機はあったのですか、ないのですか。全然作動していない。手で動かしてやっている。防油堤は、倒れたそのはしごによって破壊されて、そのまま防油堤が油を出してしまっている。オイルフェンスは、備えつけのものは少なくて、方々から借り集めてきてやっている。あの細い掘り抜きのような港から、いま瀬戸内海全域にわたってこれが流出されている。一体、こういうチェックの機能というようなものは、全部これはばかっているはずなんですが、どうなんですか。これは全然はかられていないと同様なんであります。
 瀬戸内海の環境保全のため、汚濁負荷量を昭和四十七年の二分の一に三年間でしなければならない第一年目にこういうようなことをやっているのです。諸悪の根源とはこのことじゃありませんか。あの諸悪の根源は、公害のこの委員会で通産省に対して出したことばなんですよ。水質汚濁を防止するために、瀬戸内海環境保全臨時措置法を出して、実施第一年目にもうこういうような状態である。一体、いま言ったようなことは完全にやられておったのですか、やられておらぬのですか。これだったら、今後瀬戸内海関係は全部再点検しないとわからぬじゃありませんか。一体、どうなんでしょう。

発言情報

speech_id: 107404209X00319741224_027

発言者: 島本虎三

speaker_id: 2814

日付: 1974-12-24

院: 衆議院

会議名: 公害対策並びに環境保全特別委員会