木下元二の発言 (公害対策並びに環境保全特別委員会)
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○木下委員 どうもこの問題の重大性を余り認識されていないと思うのです。昨年の八月に五十一年度規制問題が中公審にかかりまして以来、その審議経過と答申は全国民の注目の的でありました。窒素酸化物という毒ガスを吐き出す車をどんどんつくらせて、メーカーをもうけさせるのか、それとも国民の生存と健康を優先して考えるのか、これが大きな課題になってきたのであります。そういう中で、中公審の密室審議というものが疑惑を呼び、審議の公開が大きな世論になってきておったのです。
こうした中で、国会でも昨年夏以来何回となくこの問題が取り上げられました。専門委員会では審議は一体どういう状態なのか。そしてその審議の中でどんな資料が出されておるのか。これは私からも質問しましたし、ほかの委員からももう何回となく質問されておるのです。参議院でもそうであります。私は、この問題が起こりましてから、衆参両院の公害特の委員会の会議録をずっと精査してみましたけれども、これに対して環境庁の方は一貫して、これは非公開だ、言えません、こういう態度に終始してきたのですよ。その急先鋒が大気局長、あなたですよ。あなたは会議録をもう一遍読み直してみなさい。五十一年規制の中身の問題についても、質問すると、それはいま専門委員会で専門的に検討中ですからちょっと言えません、もう少し待ってください、こう言ってきたのですよ。そういう経過があることを、長官は新しいから詳しくは御存じないでしょうけれども、認識をしていただきたいと思うのです。
結局、国会と国民をつんぼさじきに置きながら、メーカーにはフリーパスで審議を進めてきた、その結果の答申であります。国会と国民に対する重大な侮辱であると私は思うのです。これは断じて許せません。いかがですか。