島本虎三の発言 (社会労働委員会)

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○島本委員 ただいま、大臣の計画的拡充、この意欲をまざまざと私は受けました。しかし、われわれが社会保障の全体的かつ計画的拡充、この必要を訴えておるということは、単にこれは情緒的に言っているのではないのであります。わが国の社会保障水準、これを国際的な比較において論じておるのであります。高度経済成長、それからGNP、自由主義国世界第二位だ、これを誇る日本にして、西欧諸国が国民所得の一五%から二〇%を社会保障給付に割いているのでありますけれども、日本では依然としてこれは六%程度でございましょう。そうすると、予算獲得の折には、大臣は、私の歩くところには草も生えないということで他の大臣からそねまれている、こういうような苦哀さえ述べられたほどであったわけでありますけれども、厚生省は逆に、通産省や建設省、こういうような各省の大蔵に対する姿勢、この強さというか傲岸というか、それに比べてスマートにして弱いのじゃないか、こう思われるのであります。
 その一因としては、だれが見ても明らかなように、これはもう日本の社会保障の水準の低さ、ここを踏まえた計画がないということじゃないかと思うのであります。三木総理は、いま大臣がおっしゃったように、一月二十八日の参議院の本会議においても、阿具根登議員の質問に答えて、五十一年度から実施できるように社会保障長期計画を立案したいんだ、こういうように言っておったのは確かであります。議事録によってはっきり確かめました。しかし、厚生大臣はこれを受けてどのような方針をこれから立てていくのか。インフレの中でもやはり西欧諸国よりもまだまだパーセンテージにおいても低いのであります。徐々に上げていくんだ、こういうようなことは十分聞くのであります。しかし、依然としてまだ低いというこの実態の中で、どういうふうに考えてこの西欧諸国との差を縮めようとするのか、またどのようにしてこれを推進しようとするのか、もう一回決意を伺います。

発言情報

speech_id: 107504410X00119750208_013

発言者: 島本虎三

speaker_id: 2814

日付: 1975-02-08

院: 衆議院

会議名: 社会労働委員会