島本虎三の発言 (社会労働委員会)

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○島本委員 確かにいまおっしゃったように量的には増強されていますね。その部分がありますことを認めます。しかし、このあり方なんかについての内容にまだまだ問題があるんじゃないか。この問題点を十分大胆に反省し、改善しなければならないし、そうすべきだと思っているのであります。
 まずこの施設の主体です。これは施設の入所児ですか入所者ですか、入所する人です。こういうような人でなければならないということははっきりしているわけです。だれしもがこれを疑わない。ところが入所者の人格と人間に値するそれだけの処遇、これが果たして確立されているのかどうかというような点、これあたりは十分反省すべきじゃございませんか。これはもう考え方の基本に、要入所児、者を持つことに困難を感じているところの家族だとか、またこの家庭の救済、こういうようなものに重点が置かれている傾向がありはせぬか。また、それをやって悪いと言うのじゃないのです。傾向としてそっちばっかりいっては片一方になる。したがって、この入所者、児の人間としての処遇を中心としないような、こういうような水準、これが福祉の支えとなっている職員の配置だとかまた処遇の水準、こういうようなところにあらわれてくるわけじゃないかな。この職員の働きがいがないという考え方、こういうようなことに立たしてはならないのでありますが、最近われわれの調査したところによると、大分そういうような傾向がよけいになってきている。聖職というのは学校の先生じゃなくて、まさにこれらの従業員の人を指すんじゃないか、こう思われる、こういうような極端な例さえわれわれ目撃しているのであります。その結果が腰痛症それから頸腕症を起こしたり、また併発したり、こういうような職業病が多発しています。これは職員の定着性がないということもこれによって実証されているのであります。こういうような反省の上に立立って、もっと今後の主体、こういうようなものも考えるべきじゃないか、その方面にもっと重点を置いて考えるべきじゃないか、こういうように思うのであります。この点についてはどうですか。

発言情報

speech_id: 107504410X00119750208_021

発言者: 島本虎三

speaker_id: 2814

日付: 1975-02-08

院: 衆議院

会議名: 社会労働委員会