井内慶次郎の発言 (文教委員会)
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○井内政府委員 ただいま御指摘のございました大学院につきましての基準の問題につきましては、大学院設置基準の中におきましても、ただいま御指摘のように、現在の大学院の設置基準の二十二条では「大学院は、教育研究上支障を生じない場合には、学部、大学附置の研究所等の施設及び設備を共用することができる。」という規定があり、具体的な数量化された基準というのが、御指摘のように、大学の学部を設置いたします場合の基準と比較いたしますと全部抽象的な規定になっておって、第二十二条で共用というものを認めておる。そして、現に今日ございます国公私立大学の大学院は、大部分と申しますか、ほとんど全部が学部との共用ということで設置審議会の審査も受けて、いままで認可もされてきておる、これが現状でございます。
この点につきまして、ただいま御指摘のように独立大学院の制度、学部から相対的に独立をした研究科の問題でありますとか、こういった道を開く以上は、研究科そのものを制度的に認可事項にかかわらしめるべきであろうという考え方に立ちまして、いま御提案申し上げておるわけですが、この道を開くことに伴いまして、ただいま御指摘のように、しからば従前学部と共用ということを基本的な現実としながら認可され運用されてきた大学院が、学部から相対的に独立を制度的にもし得るようになる以上は、そういう場合の認可の基準については計量化し、数量化すべき分野が相当出てくると私どもは考えております。
この点につきましては、ただいまお話しございましたように、新しい大学院制度発足以来大学設置審議会で現実を判断をし、認可もいままでやってきていただいたわけでございますが、御案内のように大学設置審議会には、基準を制定します基準分科会と、その基準を使って認可をいたします設置分科会とから成っております。私どもといたしましては、学部から相対的な独立性を強めていく研究科あるいは学部が存在しない大学院の問題等につきましては、この制度の道が開かれると同時に、大学設置審議会に対しまして、この辺を計量化する基準の検討作成方を正式に諮問いたしたい、かように考えておるところでございます。