小平忠の発言 (予算委員会)

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○小平(忠)委員 これは、農林大臣まだ就任早々で、十分な検討はされていないと私は思うが、ここに根本的な誤りがあります。恐らく農政審議会が答申するこの中間報告原案も、まだ閣議の了解も決定もしていない。例のいわゆる地域配分ですね、これからの日本農業のあり方をいろいろ検討して、そして立てているその考え方も、一つも具体化し、それを閣議決定まで持っていけないところに問題があるし、やはりともすれば足らざるは輸入をして補おうという、そういう安易感、損得勘定、そういうところに、私はやはり根本的に問題があろうと思うのであります。したがって、この際少なくとも総理大臣の諮問機関である農政審議会に、自給率を高めていこうというのに、肝心の穀物においては五%ダウンをするような、そんな諮問をするようでは将来が思いやられます。ですから、私は農林大臣に重大な警告を発すると同時に、本腰を入れて取り組んでもらわなければ大変な事態が参りますよということを申し上げたい。
 さらに、時間の関係もございますから……。農林大臣は就任されてから、今度の予算につきましても、確かにいろいろ努力をされました。公共事業費の横ばいという段階において、農林予算はかくかく上昇した、備蓄についてもおれは努力して、三十五万トンは結局備蓄に向けて、ことしは生産調整も百万トンにしたのだと、いろいろあなたは言いたいところでしょうけれども、しかし中身を洗ってみると、さあどうでしょうか。ことしの一般会計のいわゆる予算の伸びが二四・五%に対して、農林予算は一九%しか伸びておりません。しかしその中には、九千億といういわゆる食管費が入っております。これを差し引きますと、わずか五・九%でございますから、ことしの農林予算はいまだかつてない貧弱な予算だ。少なくともいままで食管費というものを除いた場合に、最悪の場合でも七%ないし八%の予算を占めておったのです。こういう状態では、本腰を入れて取り組むなんということはできません。どういう考え方で、今後本当に食糧の自給率を本腰でやるということに取り組んでいくのか、決意のほどを、私は農林大臣に伺います。

発言情報

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発言者: 小平忠

speaker_id: 11712

日付: 1975-01-31

院: 衆議院

会議名: 予算委員会