三木武夫の発言 (予算委員会)
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○三木内閣総理大臣 金大中氏が日本に滞在を許されておって、それを日本の政府が保護する責任があるわけですね。それがああいうふうに強制的に拉致された。したがって金大中氏の人権という問題に対して非常な関心を私は持っておるのです。日本政府としては責任を果たしていない面があるわけです。そういう点で、しばしば韓国政府についても、金大中氏の普通人、一般の人と同じような自由の回復というものに対しては非常な関心を持っておるわけです。
最近では、御承知のように、新聞、報道機関などを通じて、いろいろな政府に対して批判的な演説などもされておるようなことがあるやに聞いておりますので、その自由が相当回復されつつあるということに対して、われわれも、そういうことは人権問題からいって一つの——こういうふうになっていくことに対して、われわれ自身も評価をしておったわけですが、しかし、私はまだ少し釈然としないのは、金大中氏自身がいろいろなときに発言するときに、いろいろな発言に気にかかることがあるわけですから、今後とも金大中氏の人権問題というものに対しては、重大な関心を日本の政府は持ってまいります。あらゆる機会を通じて金大中氏の人権が回復されるように努力をしていくつもりであります。いま、選挙違反というような、これは国内法の問題でありますから、私がとやかく言うことはございませんけれども、とにかく滞在を許されておった金大中氏の人権の回復というものに対して、日本は関心を持つ道義的な責任を持っておると考えております。