小林進の発言 (予算委員会)
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○小林(進)委員 まだ具体的な通報を求めているという、韓国の返事待ちということで、どうもその後の具体的な捜査は何もおやりになっていないような形でございますが、これはまことに残念にたえません。そういうところに私どもは納得ができない。外務省の姿勢なりあるいは警察庁の姿勢なりを国民は疑わざるを得ない。何か目に見えない黒い力でも後ろにあるんじゃないか、何かの取引があるんじゃないかと、どうしても疑わざるを得ないのであります。こういうことを解明してもらわなければ、われわれは日本の外交に信頼を置くわけにはいかないのであります。
昭和四十九年、去年の十一月五日であります。韓国側から、日韓閣僚会議を開きたい、それができなければ外相会談を開きたいと言ってきたのであります。そのときの外務大臣が木村俊夫さんであります。その木村前外務大臣はこれに対し、外相会談などが開かれるためには日韓の間にもっと友好的な雰囲気が生まれなければならぬ、金大中事件について韓国側は了解事項を実践する必要があると、強硬にこれを突っぱねているのであります。これを国民はみんな知っているんだ。確かに木村外交は骨がある、筋が通る、りっぱなものだという、これが国民の気持ちの中に親炙しておりまするから、彼の外務大臣の在職期間は短いけれども、まだ木村外相に対する国民の信頼というものは深く静かに流れておりますよ。今度の三木内閣改造に、だれをやめさしても木村外相だけはひとつ置いてもらいたいというのが、祈るような国民の気持ちだった。これはあなたの最大の人事のミスでしたよ。
新聞なんかによりますと、宮澤さんは、この国会が終わると五月にも、金大中事件をそのままにして閣僚会議を開く、そして金を貸したり何かするのは、もう閣僚会議じゃあまり世間が了承せぬから、その下の事務屋レベルのぺースにさせて、またどんどん国民の税金でも韓国に貸してやろうかというような、そういう計画をお進めになっているということでありますが、真相であるかどうか、外務大臣にお伺いします。