金子みつの発言 (社会労働委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○金子(み)委員 私は、本日は主として地域医療を中心に、厚生省の御方針を伺いたいと思って質問をいたします。
まず、昭和三十八年の三月、医療制度調査会が医療の新しい概念というのを答申いたしましたが、御承知だと思います。そこで出てまいりました新しい概念としての医療の包括性という問題でございますが、これは申し上げるまでもありません、健康時の健康擁護、健康増進とか疾病とかを中心とする健康擁護と、健康破綻からの回復、すなわち従来の医療と呼ばれていた診療、リハビリテーション等の問題でありますが、この二つを中心の柱として、その二つの柱をめぐる機能を一括して包括医療というふうに呼ばれたと私は理解しております。
そこで、私はそれはそのように理解いたしておりますが、その包括性と同時に、相手が人間でございますから、その人間というのはそのバックに必ず生活がそれぞれございます。そこで、人間と人間が生活する社会との接触面をあわせた包括、こういうふうに理解ができるのじゃないかというふうに考えているのでございます。それで、たとえば一定の地域に密着した医療が行われなければならないと思いますし、同時に、直接医療を担当する診療側、医師その他の医療提供者でありますが、その人たちと患者との人間的な結びつき、そういうものが基盤になって行われなければならないものじゃないかというふうに考えます。それで、地域医療あるいは地域保健というような問題も、これが中心になり基盤になって進められていくべきものだというふうに私は理解してこれから質問しようと思いますが、厚生省はこれについてどのような見解を持っていらっしゃいますか、お示しいただきたい。