金子みつの発言 (社会労働委員会)

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○金子(み)委員 そこで、それでは少し具体的にお尋ねさせていただきたいと思いますけれども、地域保健医療の中核として考えられるものの一つに保健所がございます。保健所はその一環として非常な重要な任務を持っていると思うのでございますけれども、保健所の歴史などをお話ししている必要はないと思いますが、実は最近の保健所の実態が、出発当初の趣旨とやや形が変わってきたのではないかというふうな感じがいたします。
 たとえば、保健所法ができた当初、国民に対する保健サービスをするということが重点で行われてまいりましたのが、終戦の後、都道府県の衛生事務の引き継ぎをする行政的な性格が非常に入ってきたという事実がございますし、さらに、三十五年あたりに保健所の組織の変更がありまして、いわゆる型別保健所というものがつくられていったというようなことがございます。次第にそういうふうになってまいりますと、地域の実情に応じた保健所というよりは、むしろ法律で決められたことを行う厚生行政の出先機関みたいな形に保健所がなってきてしまっているんじゃないだろうか。保健所といったらば、健康相談をしてくれるところというよりも、いろいろな衛生の問題なんかの役所だという考え方が非常に強く住民の中に浸透しているようでございまして、生き生きとした国民の保健指導を行う、いわゆる国民の健康管理を重点的に行う地域保健医療の中核としての存在が薄れてきているというふうに考えられますし、またそのような意見が非常に多く出ているわけであります。この辺についてどのようにお考えでいらっしゃいますか。

発言情報

speech_id: 107604410X00219751113_004

発言者: 金子みつ

speaker_id: 24663

日付: 1975-11-13

院: 衆議院

会議名: 社会労働委員会