大平正芳の発言 (大蔵委員会)

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○大平国務大臣 円とドルとの間には、ドルとヨーロッパの各カレンシーとの間におけるような大きな幅の変動はなかったわけでございます。変動は確かにありましたけれども、欧州におけるほどの振幅はなかったわけでございますので、私ども日本の方は、つまりドルと円との変動が激しかったならば大いに反省しなければならないのですけれども、日本の方は現に当分相当なる期間三百円内外のところでずっと落ちついておるわけでございますので、私はいまの日本の通貨当局の為替政策というものは間違っていないと思っておるわけでございます。
 ドルとヨーロッパの各カレンシーとの間、ヨーロッパのスネークとドルとの間の相場が乱高下が激しかったのを今度安定化していくということは、ヨーロッパとアメリカとの間の関係を正常なものにするばかりでなく、世界経済の安定のために私は大変望ましいことと思うのでございまして、そのことのために日本が損するというようなことは決してないのでございます。したがって、為替相場の安定化というものをグローバリーにいろいろみんなが、各為替当局が協力しながら持っていこうというランブイエの宣言の趣旨というものは、世界経済のためにも、日本経済のためにも大変歓迎すべきことでございまして、それだけの責任をわれわれも分担してこれから努力していきたいと思っております。
 今日まで変動制に移ってから比較的変動幅が少なかった日本でございますし、今後も私はできるだけ変動幅の少ない状態に日本の為替を持っていくということに努めてまいりたいと考えております。

発言情報

speech_id: 107604629X00419751119_015

発言者: 大平正芳

speaker_id: 28089

日付: 1975-11-19

院: 衆議院

会議名: 大蔵委員会