木下元二の発言 (内閣委員会)
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○木下委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に反対の討論をいたします。
今日、自衛隊は、陸、海、空合わせて二十六万、社会主義国を除くアジア諸国第一位を占める強大な軍隊となっています。わが党は、この自衛隊がアメリカの太平洋軍の補完的役割りを負わされた軍隊であり、憲法第九条に違反した軍隊であることを一貫して指摘してきました。去る八月、坂田・シュレジンジャー会談と、その結果つくられることになった日米軍事協議機関は、アメリカの極東戦略に基づく新たな戦争計画に、自衛隊をその補完部隊として引き込むきわめて危険な道への第一歩として、わが党は重大な関心を払うものであります。
さて、今回の改正案は、この自衛隊を一層増強させるための海、空自衛官の増員を一つの内容とするものであります。わが党は、このような自衛隊の増強に反対し、四次防及びポスト四次防計画の中止などを内容とする自衛隊縮小を推し進めるべきだと主張します。
また、今回の改正案のもう一つの内容である第三航空団の移駐でありますが、第三航空団の現在置かれている小牧市は、都市化の進行とともに、騒音公害など住民との矛盾が激化し、加えて、昨年八月、F86Fジェット戦闘機が墜落し、市民を含め死傷者を出すという事故が起こって、小牧市議会を初め、住民の基地移転、基地撤去の運動が盛り上がっているのであります。
今回の第三航空団の小牧から三沢への移転は、確かに一面ではこの要求にこたえるかのようでありますが、しかし、第三航空団の後に新たに輸送航空団の一部を配備することから見て、それは部隊の効率的運用にすぎず、小牧市民の要求に真にこたえるものではありません。
一方、第三航空団の移駐先である三沢市にとれば、現在さえ基地公害、被害に悩まされている上に、さらに第三航空団が移駐することによって市民生活が一層困難となることは明白であります。三沢市民の間からはこの移駐に反対する強い運動が起こっていますが、当然であります。
わが党は、市民生活を脅かし、自衛隊の再編強化につながる今回の移駐に反対し、基地撤去を強く要求するものであります。
以上で今改正案に対する反対討論を終わります。