橋本龍太郎の発言 (社会労働委員会)
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○橋本(龍)委員 もう理事の方からやめろと言われましたから、これ以上の質問はしません。ただ私は、最後にこの点だけは申し上げておきたい。
私は、この援護法という法律には個人的に非常な関心があります。私の父親が厚生大臣をみずからやめた原因の法律であります。そしてそのころは、この問題を取り上げたことが早過ぎたという世間の批判を浴びた。二十年たって今日では、むしろどうやら政府は、忘れよう、忘れよう、援護法に絡む問題は、なるべくこれ以上拡大しないようにしよう、どうもそういうおつもりがあるような気がしてならない。そしてその中には、いろんなケースがあることは私も知っておりますが、政府自身が特別な扱いをされたこの対馬丸のようなケースについてまで、法の適用を、あるいは現行法が運用できないならば修正しようという動きを抑えつけようとされることは、私は、政府として決して国民に対してほめられる姿勢ではないと思う。わが党の組織しておる内閣ではありますが、私は情けない。そして党派を抜きにして、沖繩出身の国会議員団みんなが、この問題の解決をどれほど熱望しておるかは、大臣もよく御承知のはず。関係者がどれぐらいこの解決を待ち望んでおるかも御承知のはず。しかも、むしろ私どもの先輩として、長年私どもを指導してこられた厚生大臣でありますから、この三十三回忌という、ことに沖繩の場合には、死者の霊が本当に安まるか安まらないかという民俗的な慣習を持つ土地で、ことし解決をしてほしいという気持がいかに強いかは御理解がいただけると思う。現行援護法でできない、結構です。それならできるように修正しようじゃありませんか。しかし、修正までいかなくても何とか救う道があるのじゃないのか。われわれと違って、国家公務員上級職試験を通られた方は秀才ばかりでありますから、そして、いろんな大きな知恵を出してくださる。この問題に限り、その知恵が閉ざされて一切出てこないとは私には思えない。もう私はこれ以上言いません。言いませんが、この問題についてのこれからの政府の対処の仕方を私は見せていただく、それだけは申し上げておきます。
終わります。