田口一男の発言 (社会労働委員会)
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○田口委員 いまお答えがあったように、俗に言う軍人恩給復活の前日ですね、そこに線を引いた。ここで私が言いたいのは、この法律の改正案が発表されてから、いろいろな方にお話を聞くのですが、たとえば正式に言うと再婚解消妻といいますか、こういう表現を使ってどうも釈然としないという御遺族もあるわけですね。二十数年、三十年たちましたけれども、いわゆる孤閨を守ってきた——孤閨というのはさびしいねやということてすが、孤閨を守ってきたわれわれとしてはどうも釈然としない、こういう気持ちもわかると思うのです。ところが一方では、戦後のあの混乱期、しかも大変生活にお困りになっておったということは、生活保護法の対象にもなっておったのですから、これはわかるのですが、好きこのんで再婚をしたのではない、生活上からそうなったのだから、結局、こういう法律ができたことを知った——まあ無制限に延ばしては困るけれども、少なくとも子供が、当時の子供は新制中学以下の方が多かったと思うのですが、もう少し延ばしてもらえぬかという意見もあるのです。一方では、孤閨を守っていたのに釈然としないという意見もあれば、一方では、そういう事情があるのだから、少なくとも昭和三十年ごろまでには延ばすべきじゃないかという意見がある。
そういった点で、この問題を私は長々とは言いませんけれども、軍人恩給が復活した日をもって線引きをした。これはいつにしても前後でいろいろな問題がある。それじゃ八月一日のはどうなんだという意見も出ると思うのですけれども、そういう問題は別として、今後この線引きを、二十八年七月三十一日が二十九年になり三十年になりというふうなことが、いろいろな世論として、そういった該当者の声として強まってきた場合には、考慮する余地があるのかどうか、この辺のところだけまず確かめておきたいと思います。