大平正芳の発言 (大蔵委員会)

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○大平国務大臣 本院に提出、御審議をいただいております中期財政収支試算が、一定の前提条件をもって五十年度前半に特例債財政から脱却するという目的、意図を実現し、かつ、いま政府がもくろんでおるもろもろの政策が曲がりなりにも歳出面で生かされるという状況のもとで考える場合、いま高沢さんがおっしゃったような三兆九千億ないし四兆円を若干超えるところの増収が期待されねばならないということに計算上なるわけでございます。
 現実の事態はどうなりますか、これからのことでございますけれども、一つの現実の事態をわれわれが現出してまいります場合の一つのガイドラインとしてこれを考えてまいる場合、これだけの増収を何によって期待するかということは、景気が非常によくなりまして、あるいは自然増収によってこれが賄われるということになりますれば最も抵抗が少ない状況において実現できるわけでございますから結構でございますし、また、それが部分的に、ある程度そういう自然増収に期待できても若干足らぬ場合は現行税制の増収でできるということでございますれば次善の策ではないかと思うのでございますけれども、あるいはそういうことで期待した税収が確保できないで新税を考えなければならぬという事態になるかもしれません。このあたりは、全くこれから先のことでございまして、いま大蔵当局としてこうであろうと、こうでなければならないという決まった考え方を持っておるわけじゃございません。今後の事態の推移と、またそれに対応していく場合の各方面の御意向を聞きながら政府の政策を固めてまいることによって対応策を打ち出していかなければなりませんが、その対応策のいかんによってお答えが決まってくるだろうと思うのでございまして、ただいまのところ確たるお返事が申し上げられる状況でございません。

発言情報

speech_id: 107704629X00619760427_009

発言者: 大平正芳

speaker_id: 28089

日付: 1976-04-27

院: 衆議院

会議名: 大蔵委員会