広沢直樹の発言 (大蔵委員会)

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○広沢委員 そこで具体的にお伺いしますが、大蔵省は、昭和五十年代前期経済計画概案、これをもとにして中期財政展望を試算しているわけであります。その後、国会でいろいろ質疑がなされておるわけでありますが、この財政展望の性格といいますか、これは非常にあいまいな感じがするわけであります。この試算は、閣議決定のいま申し上げました前期経済計画の指標をもとに計算されておるわけでありますが、いままでの答弁を聞きまして、一体、この試算の機能、これは何なのか。経済計画概案の作成は、政府が一つの目標を示して、これを達成するための政策手段とその決意を表明することに意義があるわけであります。そのような経済計画概案と関連せしめて作成されたこの財政展望でありますが、単に試算にすぎない、一向にその中に政府のこれからやろうとしている政策が明らかにされないということは、納得できないわけであります。
 いまも申し上げましたように、いままでの概念と変わって、このように赤字国債に頼らなければならないという羽目になった、したがって、これから一日も早く脱却しなければならない、こういうことであるならば、財政法の精神にのっとって財政運営を正常化するためには、やはり国民に大きな負担となるこの赤字国債について、政府は責任を持って、いま申し上げましたように、国民の理解を得るような具体的な解決策というものを示さなければならない。これは単なる試案でございます——経済は生き物でありますから、もちろん経済計画も変わりましょう。決められたとおりにいくとは限りません。毎年毎年出される経済計画もあるいは五年ごとに出される計画も、これもやはり見直しというものは必要になってきておりますから、当然見直しは必要であります。必要であるけれども、一応こうするんだという目標に対しての政策手段、内容、こういったものを明らかにすべきであろうと思うのですが、大蔵大臣、その点はもう一度明確にお答えいただきたいと思うのであります。

発言情報

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発言者: 広沢直樹

speaker_id: 19905

日付: 1976-05-11

院: 衆議院

会議名: 大蔵委員会