高沢寅男の発言 (大蔵委員会)

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○高沢委員 いまのようなインフレ含み、それから物価の上がるこういうふうな経済の中では、国債の発行条件は、市中消化を促進するというふうな意味からいっても、これはいまの条件よりもっと金利を安くするとかいうふうな可能性はもうない。むしろその面においては、これから国債を買う立場の者がより買いやすい、そういう条件にしていかなければならぬというふうに考えれば、そうした発行条件の中の金利というふうなものも、将来大きくなることはあっても小さくなるということは考えられないことではないと考えます。
 そういたしますと、この金利部分というものは、これは元本の償還も六十年以降は、発行された赤字国債をその年々に満期の来たものは全部まとめて返すということと、それに全体の建設国債も含めての利子の支払いというものが重なってくると大変なことだということを申し上げて、これはやはり警告をしなければならぬ、こう思うわけです。松浦委員の要求された資料が出てのまた論議の中で、この辺はさらに触れられることになる、こう思いますから、私は、きょうこの場ではこの問題はこの程度にとどめたいと思います。
 あともう一つ、それに関連してお尋ねしたいのは、この赤字国債が去年出された、それからことしも出る、来年も出る、こういくわけですが、この赤字国債分に対する百分の一・六の定率繰り入れ、それが来年の予算からもうずっと行われるということになっていくわけですね。そうして、毎年その定率繰り入れがずっと蓄積されていって、昭和六十年にその返還の最初の年が来ますね。その年に、そういうふうなものがずっと積み立てられたものと、足りない分を予算で繰り入れしたり、あるいはまた剰余金があればそれも入れたりという財源で返済するということになるとすれば、これからずっと約十年間に百分の一・六の定率繰り入れの積み立てていくものが、恐らく昭和五十年度の赤字国債を返すということで大体消えるのじゃないですか。そうすると、今度は、ことしの赤字国債を返済する昭和六十一年度には、そういうふうな定率繰り入れの積立分というのはもう実際上なくなっている。そうなればその年はまるっきり一般会計の予算繰り入れで返還をしなければならぬ。昭和六十二年も同じ、六十三年も同じ、こういうことになっていくんじゃないでしょうか。その辺の見通しはどうでしょうか。

発言情報

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発言者: 高沢寅男

speaker_id: 6418

日付: 1976-05-11

院: 衆議院

会議名: 大蔵委員会