三木武夫の発言 (予算委員会)

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○三木内閣総理大臣 小平君の御批判は御批判として承っておきますが、たとえば二つの当面の緊急課題であるロッキード問題にしても、何もやってないと言えるでしょうか。国税、警察、検察全力を挙げて法律上の面から追及をしておることは、客観的に見てもこれはやはりだれの目にも映るのじゃないでしょうか。非常な熱意を持ってこの真相解明に当たろうとしているし、これは私は大いに督励する立場にある。
 また、アメリカの資料も、これをそのまま公表することを期待した人々には失望を与えたかもしれませんが、しかし、昨日も申しましたように、アメリカとしては、アメリカのひとつの法制、慣行の上から最大限度の考慮を払われた結果だと思うのです。それがもう近く手に入るのですから、それは日本の捜査活動に対して非常に役立つことには間違いがないと私は思います。そういうことで、公表はできなかったという御不満はありましょうけれども、しかし、とにかく真相解明ということがねらいであるならば、これはその真相解明に役立つことは間違いないんですから、そういうことで、その新たなる資料をもとにして今後捜査活動というものが一段と活発になってくるわけです。
 この問題は突如として起こった問題でありますから、したがって捜査当局としてもいままでこれを調べておったのでないんですね。短期間の努力としては私は精いっぱいやっておると思うのです。また、今後そういうアメリカの資料も加えて徹底的に追及するんだ。とにかく国会にしても内閣としても、やはり捜査当局が捜査権というものを持っている以上は、そういう人たちを督励してこれに取り組ませるよりほかにない。私は、このロッキード問題の解明に対する政府の努力が足りないとは思わないのですよ。短期間に相当できるだけのことはやっておると思っております。この点、小平君にはそのように映らないことは残念でございますが、私は精いっぱいやっているという評価でございます。
 また、景気の回復の問題についても、小平君御承知のように、今年に入りましてすべての経済指標というものは上向いてきておるわけです。だから景気がいよいよ回復の兆しといいますか、長い、深い不況のトンネルからようやく明かりが見え始めたという段階に来ておることは、もうすべての経済指標の中にあらわれておるわけです。まだ個々の企業についてはばらつきがあって問題はありますが、全体としての景気の回復というものの兆しは見えておることは明らかでございまして、これは日本という、諸外国に比べて、いろいろ原料、燃料を日本自身がそんな豊富なものを持っていない、こういう非常に厳しい日本の経済条件の中で精いっぱいのことをやっている。しかもそれはインフレを抑制しながらやらなければならぬわけですから、そういうことで、物価も公約したごとく三月末に一けた台にし、物価を鎮静しながら景気が回復の兆しを見せつつあるということは、この点も御批判されればいろいろありましょうけれども、政府としては経済政策の上においてはやはり大きな過ちを犯してはいないというふうに考えますから、この点はやはり正当な評価を願たいと思うわけでございます。

発言情報

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発言者: 三木武夫

speaker_id: 13903

日付: 1976-04-08

院: 衆議院

会議名: 予算委員会