予算委員会
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会
会議録情報#0
昭和五十一年四月八日(木曜日)
午前十時一分開議
出席委員
委員長 荒舩清十郎君
理事 井原 岸高君 理事 塩谷 一夫君
理事 正示啓次郎君 理事 山村新治郎君
伊東 正義君 上村千一郎君
植木庚子郎君 江崎 真澄君
小澤 太郎君 大野 市郎君
奥野 誠亮君 片岡 清一君
瓦 力君 北澤 直吉君
倉成 正君 黒金 泰美君
櫻内 義雄君 笹山茂太郎君
瀬戸山三男君 田中 龍夫君
谷垣 專一君 西村 直己君
根本龍太郎君 野田 卯一君
藤井 勝志君 保利 茂君
細田 吉藏君 前田 正男君
松永 光君 三塚 博君
森山 欽司君 河村 勝君
小平 忠君
出席国務大臣
内閣総理大臣 三木 武夫君
国 務 大 臣
(経済企画庁長
官) 福田 赳夫君
法 務 大 臣 稻葉 修君
外 務 大 臣 宮澤 喜一君
大 蔵 大 臣 大平 正芳君
文 部 大 臣 永井 道雄君
厚 生 大 臣 田中 正巳君
農 林 大 臣 安倍晋太郎君
通商産業大臣 河本 敏夫君
運 輸 大 臣 木村 睦男君
郵 政 大 臣 村上 勇君
労 働 大 臣 長谷川 峻君
建 設 大 臣 竹下 登君
自 治 大 臣
国家公安委員会
委員長
北海道開発庁長
官 福田 一君
国 務 大 臣
(内閣官房長
官) 井出一太郎君
国 務 大 臣
(総理府総務長
官)
(沖繩開発庁長
官) 植木 光教君
国 務 大 臣
(行政管理庁長
官) 松澤 雄藏君
国 務 大 臣
(防衛庁長官) 坂田 道太君
国 務 大 臣
(科学技術庁長
官) 佐々木義武君
国 務 大 臣
(環境庁長官) 小沢 辰男君
国 務 大 臣
(国土庁長官) 金丸 信君
出席政府委員
内閣法制局長官 吉國 一郎君
内閣法制局第一
部長 角田礼次郎君
防衛庁長官官房
長 玉木 清司君
防衛庁防衛局長 丸山 昂君
防衛庁装備局長 江口 裕通君
経済企画庁調整
局長 青木 慎三君
経済企画庁物価
局長 喜多村治雄君
経済企画庁総合
計画局長 宮崎 勇君
経済企画庁調査
局長 岩田 幸基君
法務省刑事局長 安原 美穂君
外務省アジア局
長 中江 要介君
外務省アメリカ
局長 山崎 敏夫君
外務省欧亜局長 橘 正忠君
外務省条約局長 中島敏次郎君
大蔵省主計局長 吉瀬 維哉君
大蔵省主税局長 大倉 眞隆君
大蔵省理財局長 松川 道哉君
農林大臣官房長 森 整治君
農林省農蚕園芸
局長 澤邊 守君
農林省畜産局長 大場 敏彦君
運輸省鉄道監督
局国有鉄道部長 杉浦 喬也君
労働大臣官房審
議官 吉本 実君
労働省労政局長 青木勇之助君
労働省職業安定
局長 遠藤 政夫君
自治大臣官房審
議官 福島 深君
自治省財政局長 首藤 堯君
委員外の出席者
日本国有鉄道総
裁 高木 文雄君
予算委員会調査
室長 三樹 秀夫君
―――――――――――――
委員の異動
四月八日
辞任 補欠選任
植木庚子郎君 根本龍太郎君
小澤 太郎君 松永 光君
黒金 泰美君 瓦 力君
瀬戸山三男君 江崎 真澄君
山口 敏夫君 森山 欽司君
山崎平八郎君 保利 茂君
渡部 恒三君 細田 吉藏君
同日
辞任 補欠選任
片岡 清一君 瀬戸山三男君
瓦 力君 黒金 泰美君
松永 光君 小澤 太郎君
三塚 博君 植木庚子郎君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
昭和五十一年度一般会計予算
昭和五十一年度特別会計予算
昭和五十一年度政府関係機関予算
――――◇―――――
この発言だけを見る →午前十時一分開議
出席委員
委員長 荒舩清十郎君
理事 井原 岸高君 理事 塩谷 一夫君
理事 正示啓次郎君 理事 山村新治郎君
伊東 正義君 上村千一郎君
植木庚子郎君 江崎 真澄君
小澤 太郎君 大野 市郎君
奥野 誠亮君 片岡 清一君
瓦 力君 北澤 直吉君
倉成 正君 黒金 泰美君
櫻内 義雄君 笹山茂太郎君
瀬戸山三男君 田中 龍夫君
谷垣 專一君 西村 直己君
根本龍太郎君 野田 卯一君
藤井 勝志君 保利 茂君
細田 吉藏君 前田 正男君
松永 光君 三塚 博君
森山 欽司君 河村 勝君
小平 忠君
出席国務大臣
内閣総理大臣 三木 武夫君
国 務 大 臣
(経済企画庁長
官) 福田 赳夫君
法 務 大 臣 稻葉 修君
外 務 大 臣 宮澤 喜一君
大 蔵 大 臣 大平 正芳君
文 部 大 臣 永井 道雄君
厚 生 大 臣 田中 正巳君
農 林 大 臣 安倍晋太郎君
通商産業大臣 河本 敏夫君
運 輸 大 臣 木村 睦男君
郵 政 大 臣 村上 勇君
労 働 大 臣 長谷川 峻君
建 設 大 臣 竹下 登君
自 治 大 臣
国家公安委員会
委員長
北海道開発庁長
官 福田 一君
国 務 大 臣
(内閣官房長
官) 井出一太郎君
国 務 大 臣
(総理府総務長
官)
(沖繩開発庁長
官) 植木 光教君
国 務 大 臣
(行政管理庁長
官) 松澤 雄藏君
国 務 大 臣
(防衛庁長官) 坂田 道太君
国 務 大 臣
(科学技術庁長
官) 佐々木義武君
国 務 大 臣
(環境庁長官) 小沢 辰男君
国 務 大 臣
(国土庁長官) 金丸 信君
出席政府委員
内閣法制局長官 吉國 一郎君
内閣法制局第一
部長 角田礼次郎君
防衛庁長官官房
長 玉木 清司君
防衛庁防衛局長 丸山 昂君
防衛庁装備局長 江口 裕通君
経済企画庁調整
局長 青木 慎三君
経済企画庁物価
局長 喜多村治雄君
経済企画庁総合
計画局長 宮崎 勇君
経済企画庁調査
局長 岩田 幸基君
法務省刑事局長 安原 美穂君
外務省アジア局
長 中江 要介君
外務省アメリカ
局長 山崎 敏夫君
外務省欧亜局長 橘 正忠君
外務省条約局長 中島敏次郎君
大蔵省主計局長 吉瀬 維哉君
大蔵省主税局長 大倉 眞隆君
大蔵省理財局長 松川 道哉君
農林大臣官房長 森 整治君
農林省農蚕園芸
局長 澤邊 守君
農林省畜産局長 大場 敏彦君
運輸省鉄道監督
局国有鉄道部長 杉浦 喬也君
労働大臣官房審
議官 吉本 実君
労働省労政局長 青木勇之助君
労働省職業安定
局長 遠藤 政夫君
自治大臣官房審
議官 福島 深君
自治省財政局長 首藤 堯君
委員外の出席者
日本国有鉄道総
裁 高木 文雄君
予算委員会調査
室長 三樹 秀夫君
―――――――――――――
委員の異動
四月八日
辞任 補欠選任
植木庚子郎君 根本龍太郎君
小澤 太郎君 松永 光君
黒金 泰美君 瓦 力君
瀬戸山三男君 江崎 真澄君
山口 敏夫君 森山 欽司君
山崎平八郎君 保利 茂君
渡部 恒三君 細田 吉藏君
同日
辞任 補欠選任
片岡 清一君 瀬戸山三男君
瓦 力君 黒金 泰美君
松永 光君 小澤 太郎君
三塚 博君 植木庚子郎君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
昭和五十一年度一般会計予算
昭和五十一年度特別会計予算
昭和五十一年度政府関係機関予算
――――◇―――――
荒
荒舩清十郎#1
○荒舩委員長 これより会議を開きます。
昭和五十一年度一般会計予算、昭和五十一年度特別会計予算及び昭和五十一年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題といたし、これより締めくくり総括質疑を行います。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。小平忠君。
この発言だけを見る →昭和五十一年度一般会計予算、昭和五十一年度特別会計予算及び昭和五十一年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題といたし、これより締めくくり総括質疑を行います。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。小平忠君。
小
小平忠#2
○小平(忠)委員 私は、民社党を代表いたしまして、昭和五十一年度の予算審議の最終段階に当たりまして、締めくくりの総括質問という意味で、三木総理大臣以下関係閣僚に若干の質問をいたしたいと思うのであります。
まず第一は、三木内閣の政治姿勢についてであります。
昭和五十一年度予算審議が御承知のように大幅におくれまして、四十日に及ぶ暫定予算を組んで対処せねばならぬということは、現下、不況克服、雇用安定を強く叫ばれる全国民の願望にこたえなければならないというときだけに、まことにゆゆしい事態であると思うのであります。三木総理は、今次ロッキード問題によりまして一ヵ月を上回る国会の空転によって政治の空白を招来した異常事態に対して、その政治責任をどのように考えておられるか、まず総理の所信を承りたいのであります。
この発言だけを見る →まず第一は、三木内閣の政治姿勢についてであります。
昭和五十一年度予算審議が御承知のように大幅におくれまして、四十日に及ぶ暫定予算を組んで対処せねばならぬということは、現下、不況克服、雇用安定を強く叫ばれる全国民の願望にこたえなければならないというときだけに、まことにゆゆしい事態であると思うのであります。三木総理は、今次ロッキード問題によりまして一ヵ月を上回る国会の空転によって政治の空白を招来した異常事態に対して、その政治責任をどのように考えておられるか、まず総理の所信を承りたいのであります。
三
三木武夫#3
○三木内閣総理大臣 いま国民が求めておるものは、ロッキード問題をうやむやに終わらすことなく真相を究明してもらいたい、もう一つは、景気の回復を図って、そして雇用の安定を図るように早く持っていってもらいたい、これが二つの、当面の国民の政治に求めておる点でございます。
その点につきましては、御承知のように私としてもその国民の求めを真正面から受けとめて、ロッキードの真相究明に対しては全力を傾けておる次第であります。また、景気の回復、雇用の安定の問題については、本予算がいまだ国会で議決を得ておりませんから、その間暫定予算ということで、できるだけ暫定予算の中においても景気の回復、雇用の安定というものを許される範囲内においてこれを計上して、こういうなかなかむずかしい条件の中で国民が求めておるロッキード問題の究明、景気の回復というものに最善の努力をいたしてきておるわけでございます。
この国会の空白というものに対して、私も責任を感じておりますが、国会については、国会は与党だけでは成り立たないわけでございますから、どうか議会制民主主義を維持発展させていくためには野党の方々も共同責任を持っておるのだということで国会を運営しないと、なかなか円滑な国会の運営はできない。そういう点で民社の方々が国会の審議をいつまでもおろそかにすることはできないということで審議に御参加願っておることに対しては敬意を表するわけでございますが、そういうことで責任を感じ、国民の願っておる問題の解明に全力を傾けたい、議会制民主主義の維持発展については与野党間でできる限り話し合いを続けていかなければならぬと考えております。
この発言だけを見る →その点につきましては、御承知のように私としてもその国民の求めを真正面から受けとめて、ロッキードの真相究明に対しては全力を傾けておる次第であります。また、景気の回復、雇用の安定の問題については、本予算がいまだ国会で議決を得ておりませんから、その間暫定予算ということで、できるだけ暫定予算の中においても景気の回復、雇用の安定というものを許される範囲内においてこれを計上して、こういうなかなかむずかしい条件の中で国民が求めておるロッキード問題の究明、景気の回復というものに最善の努力をいたしてきておるわけでございます。
この国会の空白というものに対して、私も責任を感じておりますが、国会については、国会は与党だけでは成り立たないわけでございますから、どうか議会制民主主義を維持発展させていくためには野党の方々も共同責任を持っておるのだということで国会を運営しないと、なかなか円滑な国会の運営はできない。そういう点で民社の方々が国会の審議をいつまでもおろそかにすることはできないということで審議に御参加願っておることに対しては敬意を表するわけでございますが、そういうことで責任を感じ、国民の願っておる問題の解明に全力を傾けたい、議会制民主主義の維持発展については与野党間でできる限り話し合いを続けていかなければならぬと考えております。
小
小平忠#4
○小平(忠)委員 ただいまの総理の答弁で、果たして国民はあなたが政治責任を痛感しておられると受けとめられるでしょうか。この重大なときに国会が一カ月も空転する、空白、まさに私は異常な事態であると思うのであります。昨日、わが党の同僚委員佐々木良作君がこのことをただしたのに対して、あなたは何も政治責任を痛感しているということに私は受けとめられなかったから、あえて同じことを再びお伺いしたのであります。
そこで、私は、きわめて貴重な時間でもございますが、これからもきわめて重大な局面を迎えるのでなかろうか、このように思うのであります。したがって、私は具体的な事例を挙げて総理の猛省を促したい、このように思うのであります。
一昨年の暮れにあなたが国政、政権担当、三木内閣が誕生いたしましたときの国民の支持率は五〇%を超えていたのであります。しかるにその後、一年数カ月を経た今日では、いかがでしょうか。その支持率は半分以下の二三%程度に急落しております。私はその原因は次の諸点でないかと思うのです。
第一は、言うことはきれいだけれども、実行が伴わない、いわゆる有言不実行であるということであります。たとえば党の近代化、独禁法の改正、ロッキードをめぐる公約等々で明らかなように、意思はあっても能力がないという点であります。すなわち、総理のロッキード事件解明の姿勢は、徹底究明に積極的に取り組むと言いながら、行動が伴っておりません。さらに真相究明を要求する満場一致の国会決議を総理が履行できなかった政治責任はきわめて重大であると思うのであります。
第二は、そのような実行力の欠如は党内におけるリーダーシップの欠如を意味し、そのことは国会運営、解散問題についても同様であります。したがって国民は、まさにこの点に強い失望を抱いていると言わなければなりません。このことは、つまり一国の首相としてそのリーダーシップが問われていることでございます。
第三は、総理は清潔な内閣というイメージにとらわれ過ぎて、あえて火中のクリを拾おうとする勇気に欠けていることであります。現にロッキード事件という、いわゆるこの歴史的な大問題が発生しているにかかわらず、現状を見る限り全く成り行き任せのありさまであります。このことは、総理、あなたには問題を一身に担って処理するという英知とバイタリティーがないと私は断ぜざるを得ないのです。この大問題に関して、高官の氏名などについて公開の方針を国民並びに国会に対して約束しておりながら、秘密扱いを要求してきたフォード返書をいとも簡単に受け入れるなど、その無責任な政治姿勢はまさしく三木内閣の力の限界を示すものであると私は断言していいと思うのです。
第四は、不況打開に対する三木内閣の無能ぶりが暴露された点であります。事実、アメリカは昨年も第三・四半期から景気回復に入ったにもかかわらず、日本はいまだ不況から脱出できない。この三木内閣の景気浮揚策が後手後手に回り、さらにその対策が内容的に適切を欠いたために全く無為無策に終始したということであります。しかも今回の予算編成におきましても、不況のしりぬぐいを国民にしわ寄せいたしまして、減税の見送りを初め、各種公共料金や社会保険料の引き上げ、さらに自動車諸税の引き上げなどを行って、国民に一方的な負担と犠牲を強いる結果を招いている責任は断じて許すわけにいかないのであります。
このように申し上げましても、三木総理、なお責任を痛感されておりませんか。
この発言だけを見る →そこで、私は、きわめて貴重な時間でもございますが、これからもきわめて重大な局面を迎えるのでなかろうか、このように思うのであります。したがって、私は具体的な事例を挙げて総理の猛省を促したい、このように思うのであります。
一昨年の暮れにあなたが国政、政権担当、三木内閣が誕生いたしましたときの国民の支持率は五〇%を超えていたのであります。しかるにその後、一年数カ月を経た今日では、いかがでしょうか。その支持率は半分以下の二三%程度に急落しております。私はその原因は次の諸点でないかと思うのです。
第一は、言うことはきれいだけれども、実行が伴わない、いわゆる有言不実行であるということであります。たとえば党の近代化、独禁法の改正、ロッキードをめぐる公約等々で明らかなように、意思はあっても能力がないという点であります。すなわち、総理のロッキード事件解明の姿勢は、徹底究明に積極的に取り組むと言いながら、行動が伴っておりません。さらに真相究明を要求する満場一致の国会決議を総理が履行できなかった政治責任はきわめて重大であると思うのであります。
第二は、そのような実行力の欠如は党内におけるリーダーシップの欠如を意味し、そのことは国会運営、解散問題についても同様であります。したがって国民は、まさにこの点に強い失望を抱いていると言わなければなりません。このことは、つまり一国の首相としてそのリーダーシップが問われていることでございます。
第三は、総理は清潔な内閣というイメージにとらわれ過ぎて、あえて火中のクリを拾おうとする勇気に欠けていることであります。現にロッキード事件という、いわゆるこの歴史的な大問題が発生しているにかかわらず、現状を見る限り全く成り行き任せのありさまであります。このことは、総理、あなたには問題を一身に担って処理するという英知とバイタリティーがないと私は断ぜざるを得ないのです。この大問題に関して、高官の氏名などについて公開の方針を国民並びに国会に対して約束しておりながら、秘密扱いを要求してきたフォード返書をいとも簡単に受け入れるなど、その無責任な政治姿勢はまさしく三木内閣の力の限界を示すものであると私は断言していいと思うのです。
第四は、不況打開に対する三木内閣の無能ぶりが暴露された点であります。事実、アメリカは昨年も第三・四半期から景気回復に入ったにもかかわらず、日本はいまだ不況から脱出できない。この三木内閣の景気浮揚策が後手後手に回り、さらにその対策が内容的に適切を欠いたために全く無為無策に終始したということであります。しかも今回の予算編成におきましても、不況のしりぬぐいを国民にしわ寄せいたしまして、減税の見送りを初め、各種公共料金や社会保険料の引き上げ、さらに自動車諸税の引き上げなどを行って、国民に一方的な負担と犠牲を強いる結果を招いている責任は断じて許すわけにいかないのであります。
このように申し上げましても、三木総理、なお責任を痛感されておりませんか。
三
三木武夫#5
○三木内閣総理大臣 小平君の御批判は御批判として承っておきますが、たとえば二つの当面の緊急課題であるロッキード問題にしても、何もやってないと言えるでしょうか。国税、警察、検察全力を挙げて法律上の面から追及をしておることは、客観的に見てもこれはやはりだれの目にも映るのじゃないでしょうか。非常な熱意を持ってこの真相解明に当たろうとしているし、これは私は大いに督励する立場にある。
また、アメリカの資料も、これをそのまま公表することを期待した人々には失望を与えたかもしれませんが、しかし、昨日も申しましたように、アメリカとしては、アメリカのひとつの法制、慣行の上から最大限度の考慮を払われた結果だと思うのです。それがもう近く手に入るのですから、それは日本の捜査活動に対して非常に役立つことには間違いがないと私は思います。そういうことで、公表はできなかったという御不満はありましょうけれども、しかし、とにかく真相解明ということがねらいであるならば、これはその真相解明に役立つことは間違いないんですから、そういうことで、その新たなる資料をもとにして今後捜査活動というものが一段と活発になってくるわけです。
この問題は突如として起こった問題でありますから、したがって捜査当局としてもいままでこれを調べておったのでないんですね。短期間の努力としては私は精いっぱいやっておると思うのです。また、今後そういうアメリカの資料も加えて徹底的に追及するんだ。とにかく国会にしても内閣としても、やはり捜査当局が捜査権というものを持っている以上は、そういう人たちを督励してこれに取り組ませるよりほかにない。私は、このロッキード問題の解明に対する政府の努力が足りないとは思わないのですよ。短期間に相当できるだけのことはやっておると思っております。この点、小平君にはそのように映らないことは残念でございますが、私は精いっぱいやっているという評価でございます。
また、景気の回復の問題についても、小平君御承知のように、今年に入りましてすべての経済指標というものは上向いてきておるわけです。だから景気がいよいよ回復の兆しといいますか、長い、深い不況のトンネルからようやく明かりが見え始めたという段階に来ておることは、もうすべての経済指標の中にあらわれておるわけです。まだ個々の企業についてはばらつきがあって問題はありますが、全体としての景気の回復というものの兆しは見えておることは明らかでございまして、これは日本という、諸外国に比べて、いろいろ原料、燃料を日本自身がそんな豊富なものを持っていない、こういう非常に厳しい日本の経済条件の中で精いっぱいのことをやっている。しかもそれはインフレを抑制しながらやらなければならぬわけですから、そういうことで、物価も公約したごとく三月末に一けた台にし、物価を鎮静しながら景気が回復の兆しを見せつつあるということは、この点も御批判されればいろいろありましょうけれども、政府としては経済政策の上においてはやはり大きな過ちを犯してはいないというふうに考えますから、この点はやはり正当な評価を願たいと思うわけでございます。
この発言だけを見る →また、アメリカの資料も、これをそのまま公表することを期待した人々には失望を与えたかもしれませんが、しかし、昨日も申しましたように、アメリカとしては、アメリカのひとつの法制、慣行の上から最大限度の考慮を払われた結果だと思うのです。それがもう近く手に入るのですから、それは日本の捜査活動に対して非常に役立つことには間違いがないと私は思います。そういうことで、公表はできなかったという御不満はありましょうけれども、しかし、とにかく真相解明ということがねらいであるならば、これはその真相解明に役立つことは間違いないんですから、そういうことで、その新たなる資料をもとにして今後捜査活動というものが一段と活発になってくるわけです。
この問題は突如として起こった問題でありますから、したがって捜査当局としてもいままでこれを調べておったのでないんですね。短期間の努力としては私は精いっぱいやっておると思うのです。また、今後そういうアメリカの資料も加えて徹底的に追及するんだ。とにかく国会にしても内閣としても、やはり捜査当局が捜査権というものを持っている以上は、そういう人たちを督励してこれに取り組ませるよりほかにない。私は、このロッキード問題の解明に対する政府の努力が足りないとは思わないのですよ。短期間に相当できるだけのことはやっておると思っております。この点、小平君にはそのように映らないことは残念でございますが、私は精いっぱいやっているという評価でございます。
また、景気の回復の問題についても、小平君御承知のように、今年に入りましてすべての経済指標というものは上向いてきておるわけです。だから景気がいよいよ回復の兆しといいますか、長い、深い不況のトンネルからようやく明かりが見え始めたという段階に来ておることは、もうすべての経済指標の中にあらわれておるわけです。まだ個々の企業についてはばらつきがあって問題はありますが、全体としての景気の回復というものの兆しは見えておることは明らかでございまして、これは日本という、諸外国に比べて、いろいろ原料、燃料を日本自身がそんな豊富なものを持っていない、こういう非常に厳しい日本の経済条件の中で精いっぱいのことをやっている。しかもそれはインフレを抑制しながらやらなければならぬわけですから、そういうことで、物価も公約したごとく三月末に一けた台にし、物価を鎮静しながら景気が回復の兆しを見せつつあるということは、この点も御批判されればいろいろありましょうけれども、政府としては経済政策の上においてはやはり大きな過ちを犯してはいないというふうに考えますから、この点はやはり正当な評価を願たいと思うわけでございます。
小
小平忠#6
○小平(忠)委員 私は決して何もやってないということを申しておりません。三木総理は、政治家としてもまた議会人としても私の大先輩です。あなたが政権を担当されてから誠実に国政の処理の責任者としてやっておられることは認めるのです。しかし、このような事態はべらべらきれい事だけしゃべってそれでいいものではないのです。実行が伴わなければだめなんです。ロッキード問題にいたしましても、決して何もやっていないと私は申し上げたのではないのです。現に国会が一カ月も空転しているじゃありませんか。ようやく昨日から野党のわれわれが参加することによって変則な国会審議、予算審議が始まったのです。現に野党の第一党である社会党も、共産党も公明党も出席してない。変則なんです。ですから、私はこのことに関して総理が本当に謙虚に政治責任を痛感して、この事態を乗り切るために、さらに総理、総裁としてのリーダーシップを発揮することが必要でないでしょうか。私はそれをあなたに求めているのです。
この発言だけを見る →三
三木武夫#7
○三木内閣総理大臣 民主主義のもとにおけるリーダーシップは大事でございます。私も独裁者ではないわけです。だから、やはりいろいろと皆と相談をしながらやっていかなければならぬ面もございますが、リーダーシップを発揮すべきであるという点は全くそのとおりに考えております。今後自分の置かれておる重要な責任のある地位にかんがみて、私自身も一層とそういうリーダーシップを発揮して、この難局を乗り切らなければならぬと絶えず反省を加えながらこの責任の地位についておるわけでございます。
この発言だけを見る →小
小平忠#8
○小平(忠)委員 重ねて申し上げますが、これからますます重大な局面を迎えるのではないかと思います。私は、謙虚に真に現下の事態に対して総理として重大な責任、政治責任を痛感されて善処、対処されることを特に望む次第です。
次は、ロッキード問題についてさらにお伺いいたしたいと思いますが、ロッキードの真相究明は、さきの本委員会における証人喚問に見られましたように、証拠や資料を持たない尋問では究明できないのであります。材料を集め、相当の時間をかけてじっくり行う必要があるのであります。したがって、国会での真相究明は予算委員会や関係委員会でばらばらに行うのではなくて、専門的なスタッフによって集中的に行う必要があると思うのであります。その意味でわが党は、そのため調査特別委員会を設置して徹底的に真相究明に当たることを一貫して強調してまいったのであります。
ロッキード事件の中でどの部分が犯罪を構成するかについては、これは検察並びに国税当局の活動にまつべきだと思います。しかし、犯罪を構成しなくとも政治道義、政治責任に触れる問題があった場合は、国会の役割りは、この点に集中されなければならないと思うのでありますが、総理の所見はいかがでございましょうか。
この発言だけを見る →次は、ロッキード問題についてさらにお伺いいたしたいと思いますが、ロッキードの真相究明は、さきの本委員会における証人喚問に見られましたように、証拠や資料を持たない尋問では究明できないのであります。材料を集め、相当の時間をかけてじっくり行う必要があるのであります。したがって、国会での真相究明は予算委員会や関係委員会でばらばらに行うのではなくて、専門的なスタッフによって集中的に行う必要があると思うのであります。その意味でわが党は、そのため調査特別委員会を設置して徹底的に真相究明に当たることを一貫して強調してまいったのであります。
ロッキード事件の中でどの部分が犯罪を構成するかについては、これは検察並びに国税当局の活動にまつべきだと思います。しかし、犯罪を構成しなくとも政治道義、政治責任に触れる問題があった場合は、国会の役割りは、この点に集中されなければならないと思うのでありますが、総理の所見はいかがでございましょうか。
三
三木武夫#9
○三木内閣総理大臣 私は、やはりこのロッキード問題というものは法律的な側面と政治的な側面がある。その法律的な側面は、これは捜査当局がやらなければならぬ。政治的な側面は、小平君の御指摘のような、国会に特別調査委員会を設けられて、そうしてロッキード問題はあくまでそういう側面から追及をされていくことが私一番いいと思う。ロッキード問題というものは少し腰を据えてかからなければならない問題ですし、国会の予算のような審議は日にちが限られておるわけですから、これを両方一緒にして、そしてロッキード問題も予算もということになれば、予算の成立というものはこれはなかなか見当がつかないわけでありますから、その考え方には全く私も賛成です。そしてまた、国会はいろいろな、国会という立場からの政治的な側面あるいは立法的な側面もありますね。だから、捜査当局の使命と国会の使命とは違ったものがございますから、アメリカから資料が来なければ国会活動ができないというものでは私はないと思うのですね。それは捜査当局がやはり徹底的にその資料によって刑法上の問題などにも追及していくでしょうから、国会がもう少し――政治的な側面というものはまた捜査当局と違った立場で、国会の追及というものはたくさん問題がある。それはアメリカの国会でも一生懸命にいろいろな、上院の外交委員会に設けてある多国籍企業小委員会などにおいても、相当やはり政治的側面から実績を上げておるわけであります。そしてまた、多国籍企業に対する行動綱領のようなものが要るというような問題もここで取り上げられてきておるわけです。だから、おのずから国会には国会としての役割りがあるわけでございますから、一日も早くそういう特別調査委員会でこの政治的側面からの真相究明に当たってもらいたい。小平君のその考え方には私も賛成でございます。
この発言だけを見る →小
小平忠#10
○小平(忠)委員 そのとおりだと思うのでありますが、しかし、いまわが国が独自の捜査権を発動して捜査いたしていることは事実であるけれども、問題の発端はアメリカのロッキード社が種をまいた。したがって、やはり問題の核心には、すでにアメリカの上院多国籍企業小委員会で公にされているようなそういった資料のいわゆる実体を把握しない限り、真相究明は困難である、このように言われているのであります。その意味で、そのアメリカから提供される資料につきましては、やはりわれわれは公開の原則を貫徹して、特に疑惑に包まれておりまする高官の氏名などについては、刑事訴訟法第四十七条ただし書きの規定を活用して、あとう限り日本側の自主的判断で公表すべきである。その結果、一部の方々に迷惑がかかる場合があるかもしれない。それは、民間の証人などがみずから陳弁したように、やはりその方々がみずからの責任においてその潔白を証明すべきであると私は思うのです。
したがって、だんだんと事態は進んでまいりますが、過日、そのアメリカの資料を受け取るために日本政府から係官が派遣されたと報道されておりますが、アメリカから提供される資料は、総理大臣、いつごろ日本に到着する予定でございますか。
この発言だけを見る →したがって、だんだんと事態は進んでまいりますが、過日、そのアメリカの資料を受け取るために日本政府から係官が派遣されたと報道されておりますが、アメリカから提供される資料は、総理大臣、いつごろ日本に到着する予定でございますか。
三
三木武夫#11
○三木内閣総理大臣 これは、アメリカから資料引き渡しを受けられるアメリカ側の条件は整っておりますから、これは近い機会に日本に提供されることになると思いますが、いまいつというふうには私は承知しておりません。ごく近い機会に資料は日本の手に入ると思います。
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安
安原美穂#13
○安原政府委員 いつ入手できるかというようなことを含めまして、こういう事柄につきまして公表すること自体が、今回の取り決めの、資料交換に関する情報の公開は禁止するという約束になっておりますので、申し上げるわけにはまいりませんが、いま総理の申されましたように、遠からず入手できる見込みでございます。
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三
小
小平忠#16
○小平(忠)委員 そこで、総理は、いま国民がこのロッキード問題について重大なる関心と疑惑を持っている、したがって政府としては一日も早くこの疑惑を解明し、明らかにすべきだと、常にそうおっしゃっているし、先ほども、まずロッキード問題に決着をつける、そのように言われているのでありますが、総理の見通しといたしまして、この検察、国税当局の捜査が一段落するのは大体いつごろと目途いたしておりますか。
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三木武夫#17
○三木内閣総理大臣 ロッキード問題は、これは迅速に結末をつけなければならぬことは事実でございますが、まだこれから、いままでの日本自身の捜査に加えてアメリカの新しい資料が来て、そしてまた捜査が一段と活発になるわけでございますから、いまいつまでにロッキード問題の結末がつくかということを予測して私が申し上げることは適当でないと考えます。
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小平忠#18
○小平(忠)委員 現在の政局、政治の面で何といってもやはり重要な課題は、現下のこの不況の克服、雇用の安定、これが経済危機にこたえる道でもあるし、同時に予算審議の渦中に舞い込んだロッキード事件というものは、まさに歴史的な国際的な大問題であるという観点から、これはただいま総理も答弁されましたように、速やかに本件の結末を得たい、真相を明らかにしたい、私はそのとおりだと思うのであります。
そこで、全国民の願望である現下の不況の克服、雇用の安定、生活防衛、そのためには昭和五十一年度予算というものは第五次不況対策というような意味からも速やかに審議を終えて、われわれとしては政府案の足らざるを補って一日も早くこれを成立させたい、そういうことから、今日、考え方によりましてはこの国民の輿望にこたえて、緊急やむにやまれざる党の方針といたしまして、この審議に変則ではあるけれどもわれわれが参加して、その審議を促進せしめるということで昨日から審議に参加いたしたわけでありますが、総理、だからといってわれわれは、おたくの方の自由民主党と合意した条項のように、予算の審議を始めたからといってロッキード問題をあいまいにするとか、毫もそういうものではないことは重ねて私からここで強調いたしたいのであります。予算と並行してこの審議を進める。したがって、ロッキード問題の調査特別委員会を設置する。このことも、本当に政権、政治のリーダーシップ、主導権を握っておられる自由民主党、そしてまた自由民主党の総理、総裁であるあなたがその決意のもとに進まなければ、特別委員会を設置しても何にもなりません。そういう意味で速やかに真剣に取り組んで、一日も早く本問題が解決するために、総理は最善の努力をしてもらいたい、このことを重ねて私は申し上げたいのでありますが、総理の所見を承ります。
この発言だけを見る →そこで、全国民の願望である現下の不況の克服、雇用の安定、生活防衛、そのためには昭和五十一年度予算というものは第五次不況対策というような意味からも速やかに審議を終えて、われわれとしては政府案の足らざるを補って一日も早くこれを成立させたい、そういうことから、今日、考え方によりましてはこの国民の輿望にこたえて、緊急やむにやまれざる党の方針といたしまして、この審議に変則ではあるけれどもわれわれが参加して、その審議を促進せしめるということで昨日から審議に参加いたしたわけでありますが、総理、だからといってわれわれは、おたくの方の自由民主党と合意した条項のように、予算の審議を始めたからといってロッキード問題をあいまいにするとか、毫もそういうものではないことは重ねて私からここで強調いたしたいのであります。予算と並行してこの審議を進める。したがって、ロッキード問題の調査特別委員会を設置する。このことも、本当に政権、政治のリーダーシップ、主導権を握っておられる自由民主党、そしてまた自由民主党の総理、総裁であるあなたがその決意のもとに進まなければ、特別委員会を設置しても何にもなりません。そういう意味で速やかに真剣に取り組んで、一日も早く本問題が解決するために、総理は最善の努力をしてもらいたい、このことを重ねて私は申し上げたいのでありますが、総理の所見を承ります。
三
三木武夫#19
○三木内閣総理大臣 今回、民社党が審議に参加していただいておることは、これは自民党のためとかなんとかいうことではございません。民社党が国民の立場に立って決断をされたものである、かように考えておるわけでございます。また、予算の審議に入ったからロッキード問題をうやむやにする、そういうことはできるわけがありません。これだけ国民の関心を集めて、しかも疑惑に包まれておる事件、だれがこれをやみからやみに葬ることができるのでしょうか。国民は承知しない。そういうことですから、この真相の解明ということは、やはり調査特別委員会のごときものをつくって、予算の審議と並行してこれは進められなければならぬわけでございますから、予算の審議に入ったからといってそれでもうロッキード問題をうやむやにするのだ、そういう懸念を持つ野党があるとするならば、それはロッキード問題に取り組もうとしておる私の決意に対して理解のなさ過ぎるものである、かように考えておる次第でございます。小平君の言われるように、今後ともロッキード問題の真相を究明するために全力を尽くす覚悟でございます。
この発言だけを見る →小
小平忠#20
○小平(忠)委員 次は、リンチ共産党事件に関しまして党の立場を率直に申し上げ、明らかにしたいと思うのであります。
実は、本委員会開会劈頭に党の塚本書記長からも、本会議の春日委員長の質問を踏まえてその真相についてただしたのでありますが、わが党だけでなく、他の党の方々からも本件に対しましては政府の考え方をただしたのであります。すなわち、この事件は、リンチがあったのかなかったのか、殺人があったのかなかったのか、宮本顕治氏は網走刑務所からどういう内容で釈放されたのか、さらにはどういういきさつで復権がなされたのか。主管大臣である法務大臣の答弁などを伺ってみましても、特に復権問題については、現下の状態ではそのいきさつがなかなか複雑で奇妙きてれつというような言葉を使いまして、やはり疑惑が残ったまま、その後ロッキード問題等の事件が表に出まして今日に及んでおるのでありますが、私は、いよいよ本予算委員会が本日をもって終結されるような段階で、この締めくくり総括質問で党の立場も率直に申し上げ、同時に、同じ野党の立場でありまする共産党を初め各党の意見も聞いて、そしてこのことは、すでにマスコミが大きく取り上げておりまするように、決していにしえの話ではなくて、今日的な問題となっておりますだけに、これを明らかにし、疑惑を解明することが国家、国民のために、わが国の民主政治のためにプラスだと考えておったのでありますが、遺憾ながら、御承知のように、野党第一党の社会党さんを初め、共産党さんも公明党さんも出席されてないというこの変則の予算審議のさなかで、党といたしましても、私といたしましても、本件について、欠席のところで質疑いたしてこれを明らかにしていくということは、やはり公党として差し控えようということから、実は本件に対しまする質疑を通じて明らかにするという問題は他の委員会に、他の方法に移したいと考えておる次第であります。
そこで、本予算委員会といたしまして政府にこれら疑惑を解明するに必要な諸資料の要求をいたしておりますが、その資料は今日どうなっておるのでしょうか。国会にまだ提出されていないと聞くのでありますが、いかがでしょうか。
この発言だけを見る →実は、本委員会開会劈頭に党の塚本書記長からも、本会議の春日委員長の質問を踏まえてその真相についてただしたのでありますが、わが党だけでなく、他の党の方々からも本件に対しましては政府の考え方をただしたのであります。すなわち、この事件は、リンチがあったのかなかったのか、殺人があったのかなかったのか、宮本顕治氏は網走刑務所からどういう内容で釈放されたのか、さらにはどういういきさつで復権がなされたのか。主管大臣である法務大臣の答弁などを伺ってみましても、特に復権問題については、現下の状態ではそのいきさつがなかなか複雑で奇妙きてれつというような言葉を使いまして、やはり疑惑が残ったまま、その後ロッキード問題等の事件が表に出まして今日に及んでおるのでありますが、私は、いよいよ本予算委員会が本日をもって終結されるような段階で、この締めくくり総括質問で党の立場も率直に申し上げ、同時に、同じ野党の立場でありまする共産党を初め各党の意見も聞いて、そしてこのことは、すでにマスコミが大きく取り上げておりまするように、決していにしえの話ではなくて、今日的な問題となっておりますだけに、これを明らかにし、疑惑を解明することが国家、国民のために、わが国の民主政治のためにプラスだと考えておったのでありますが、遺憾ながら、御承知のように、野党第一党の社会党さんを初め、共産党さんも公明党さんも出席されてないというこの変則の予算審議のさなかで、党といたしましても、私といたしましても、本件について、欠席のところで質疑いたしてこれを明らかにしていくということは、やはり公党として差し控えようということから、実は本件に対しまする質疑を通じて明らかにするという問題は他の委員会に、他の方法に移したいと考えておる次第であります。
そこで、本予算委員会といたしまして政府にこれら疑惑を解明するに必要な諸資料の要求をいたしておりますが、その資料は今日どうなっておるのでしょうか。国会にまだ提出されていないと聞くのでありますが、いかがでしょうか。
安
小
小平忠#22
○小平(忠)委員 それでは速やかに提出を願いたいと思います。
そこで、ただいまその資料がこの委員会にも提出されておりませんし、予定としては、本日この委員会は質疑を終了して討論ということになっておるのでございます。したがいまして、本件の自後の取り扱いは、法務委員会などにおきまして引き続き審議を進め、真相を究明し、疑惑を解明すべきであると私は思うのでありますが、政府の責任者法務大臣の見解、並びにそれでよろしいとなれば、その資料はその関係委員会に提出してもらいたい、このように思うのでありますがいかがでしょうか。
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稻
稻葉修#23
○稻葉国務大臣 この前も申し上げましたとおり、正式な資料の要求が委員会からございますれば、いつでも提出できるだけの資料を整えておりますから、もし法務委員会等へ提出せよと言うならそういたしますし、予算委員会へ提出せいと言えばそういたします。
この発言だけを見る →小
小平忠#24
○小平(忠)委員 もう一点、法務大臣みずからも、ただいまの次元ではなかなか実態が把握できない、きわめて奇妙きてれつだとおっしゃいました宮本顕治氏の復権問題については、去る三月二十六日のサンケイ新聞に、大々的に次のような報道がされておるのであります。すなわち、宮本顕治氏、袴田氏、この両氏の復権につきましては、当時のGHQの指令によるものであるというような報道が大々的にされておるのでございますが、本当に当時のいわゆるGHQの指令によって両氏の復権がされたということは事実なんでありますか、お伺いいたします。
この発言だけを見る →安
安原美穂#25
○安原政府委員 われわれの調査したところによりますると、宮本氏、袴田氏の両氏につきましての資格回復について、当時の連合国軍最高司令部から特別の指示があったことは事実と認められます。
この発言だけを見る →小
小平忠#26
○小平(忠)委員 私はただいまの責任ある答弁で、確かにこれはGHQの指令によったものである、同時に、サンケイ新聞は大々的に報じて、なかなかその内容も複雑多岐にわたっておるのでありますが、しかし私は、この一新聞の調査報道だけでそれが裏づけられる、そして、もしそうだとするならば、いろいろな問題が派生してくると思うのであります。しかし、われわれはやはりこの際、この真相を解明して国民の疑惑を晴らすという意味から、この真相につきましては、特に復権の問題等についても、現にサンケイ新聞が報じられたようなことが事実とするならば、政府といたしましてもアメリカに特使を派遣するなどの方法によって、当時の関係者から直接事情を聴取して、また当時の関係書類を入手すべきであると思うのでありますが、法務大臣いかがでしょうか。
この発言だけを見る →安
安原美穂#27
○安原政府委員 この問題が提起されました以後、私ども法務省当局といたしましては、関係資料あるいは当時の関係者等からの事情聴取などによりまして一応の調査は終了しておりまするが、さらに調査の正確を期するという点から、小平委員からの御指摘もございましたようなアメリカにある資料、情報等の入手につきましても、そういうことをする必要があるかどうかを含めて検討いたしたいと思います。
この発言だけを見る →小
小平忠#28
○小平(忠)委員 これは当然今日的大きな課題、問題となっておるからには、やはり政府の責任において、単なる情報とか新聞の報道とかということでなく、政府みずからの手によって、当時の関係責任者に会って詳しいその間の事情を聴取する、また資料も入手するという方法によってその実態を解明していただきたい、私はこのように思うのであります。特に本件は、私は決してその内容についてきょうは申し上げようと考えておりません。これは法務委員会等、担当の委員会にゆだねたい、こう思いますので、もう一曹法務大臣の責任ある答弁を願って、私は本問題を打ち切りたいと思います。
この発言だけを見る →稻