小平忠の発言 (予算委員会)
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○小平(忠)委員 総理、いま、農業基本法を改正したらどうかなんて私一言もしゃべっていないのです。私がいま真剣に取り組んで、余り長々質問しないで要点だけぴしゃり伺っているのに、それは総理、まことに遺憾です。そうじゃないのです。農業基本法なんというものは、いまはもう形骸化されてまことにいかがわしい状態ですよ。われわれは農業基本法は基本法として、これはいいところは大いに活用しなければならぬが、さらに現在もっと具体的な問題として食糧問題、これのやはり基本法をつくって、そして――全くここ数年、ここ十年ぐらいは場当たり農政なんですよ。その日暮らし農政なんです。これを改める意味からも食糧基本法を制定してはどうか。これをずばり申し上げたんですが、これは、この瞬間の話じゃいけないので、どうぞひとつ総理大臣、農林大臣とも十分に相談されて、これは真剣に取り組んでもらいたい。
最後に、時間になりましたので、私は政局の今後の動向について一点総理にお伺いいたしまして私の質問を終わりたいと思います。
私は、現在の政局はまさに異常な事態であるし、ここ数年来、まあ極端なことを申し上げれば、終戦直後に次ぐ重大な局面を迎えておるような感じがいたします。したがって、衆議院議員の任期はことし十二月任期が切れるんでありますから、年内に衆議院の総選挙をやらなければならぬことはもう既定の事実、避けて通れない年でございます。そこで、われわれは現下の諸情勢を考えるのに、やはりここで全国民が願望する第五次浮揚対策というような意味を持つ昭和五十一年度予算は、これは速やかに成立して、さらにこの予算に関連する、生活に関連をする重要な法律案を通して、そうして私は人心一新、衆議院を解放すべきであると考えるのであります。もしこのことが三木総理、あなたの手によってなし得ないのならば、いまやあなたは内閣の総理大臣としてこの国政を担当し、今日この混乱せる経済や混迷する政局に対処する能力なしと私たちは言わなければならぬ。どうぞそういう意味で英断をふるってこの事態を解決するために人心一新、国民に信を問うときではありませんか。もしそれができないならば、潔く退陣なすってはどうですか。われらはそのような考え方でこの最終的な予算審議にも臨んでおるのでありますが、最後に、総理の今後の政局に対する所信を伺いまして、私の質問を終わりたいと思います。