宮崎正雄の発言 (外務委員会)

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○宮崎正雄君 私は、外務省あるいは政府の御決断が全部間違っているんだということを申しておるのじゃないんです。いろんな問題点があるんだ、それをもっと解明して、そうしてとるべき対策もはっきりして、それから決断をしても遅くはないじゃないな。加盟はこれはいつでもできるわけです。それを、そういうような問題点を残したままでなぜ承認をお急ぎになるのか。これがタイムリミットがありまして、何月何日までにこれを上げなければもう大変なことになるということであれば、少々の審議は省略してもそれは結論を出さなきゃいかぬと思うんですよ。ところがこれは、一年おくれたからどれだけの具体的なダメージがあるかというと、そういうものじゃないと思うんで、それを特に、そういうことを言っては悪いんですが、会期末のしかも非常に落ちつきのないような情勢の中で審議をスピードアップして、そして無理やりに承認をしようというその行き方について私は、これも一つの問題じゃないか。
 この間私、大臣御承知のように予算委員会で、参議院は何のためにあるのかということを政府に聞いたわけです。そのときの法制局長官の答弁は私の期待する答弁じゃなかったんです。参議院が特に設けられました一番の重要な点は、国会が国権の最高機関であるということがはっきりしたことによって、立法においてはあくまでも慎重を期さなくちゃいけない。そこで安定した参議院というものを設けて、そういう長期的な基本的な問題については参議院でゆっくりやるべきである、そのために参議院という、あるいは二院制が設けられたんだということ、あの新憲法制定当時の議事録を読んでみますとそういう趣旨でございます。ところがいまの状況から見ますというと、どうもそういうふうになっておらない、何が何でも二十四日までに一応議了したことにして承認しようという、そういう行き方になっておるんじゃないだろうかということを私は非常に心配するんです。
 そこで、先ほど大臣はいまとしてはなし得る限りの慎重な検討をした上の決断であるということをおっしゃいましたからお伺いしますが、私の知る限りにおきましては、去年の四月二十五日でしたか、国会に提案されましたのが。そのときに国会提案を持ち回り閣議で御決定になったと私は承知していますが、そのとおりでございますか。

発言情報

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発言者: 宮崎正雄

speaker_id: 20718

日付: 1976-05-20

院: 参議院

会議名: 外務委員会