宮崎正雄の発言 (外務委員会)
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○宮崎正雄君 そういうふうにおっしゃいますけれども、アメリカの第一案とソ連の原案とは相当違うんですよ。それを簡単に核兵器の不拡散だというようなふうに表現されますと、これは大変な間違いになると思いますよ。その問題についてそういう非常に重要なもっと明確にしなければならないところの問題を含んだ日本文であるということを私は指摘して、さらにそれからどういう問題が発展するかというようなことにつきましては、また今後のときに論議したいと思います。
そこで次に、外務省は非常にわれわれから言うと、よく言えば熱心に御努力になって、そうしてここまで持ってこられたのですが、われわれから言うと非常に無理をしていらっしゃるのじゃないか、こういう感じがするわけですね。どうしてこんなに無理をせられなくちゃいかぬか。その経過をたどってみますと、最初はともかく調印だけさしてくれ、批准はそのときにまた改めて検討しますからと、こういうようなことで調印をしたわけですね。その次には、ともかく国会に提案だけさしてくれ、こういう言い方で、そうしてまた国会も提案されました。それで今度は会期内にぜひひとつ上げてくれと、こういうようなことにして、非常に何といいますか、それでわれわれとしては後追いをしている。事前にそれらの点を十分に検討するようなチャンスがなかった。これは党内のことを言っては非常に私はこういう席ですからまずいですけれども、しかし、それも一つの条件になっておったから申し上げますけれども、この条約は党としては提案は認めようというところまでは決まっておりました。これを承認する、議決するかしないかについては、改めてこれは党と政府が協議して、機関に諮って決める、こういうことになっていた。そうしてそれを総務会に報告して了承を求める、こういうことになっておったんですが、経過を見ますというと、もうそういう手続を省いて、それで先に衆議院の外務委員会で議決して、委員会が通ったんだから本会議で議決して、そうして参議院に持ってこられる。そうして参議院において会期は二十四日までだからひとつ上げてくれ、何かともかく終始追い立てられて、しかもその追い立てられたのが、こういう理由だからやってくれということじゃなしに、その場限りの都合のいいような理由でもって無理をしてこられた、われわれはそういう印象を受けるのです。だから、参議院の中にはまだ納得いかないという方が相当あるのはそういう点なんです。理解を積み上げていって得た結論に基づいて進んできたんなら、そんなことはいまの段階になってないはずなんです。ところが、既成事実の方が先に進んで後で追っかけるから、まだこういう問題があるじゃないか、こういう問題があるじゃないかと、こう言わざるを得なくなってくるのですよ。
そこで私は、さっきも申し上げましたけれども、なぜここまでお急ぎにならなければならないのか、どうなんですか。端的に言いますと、アメリカとかソ連とか、超大国からどうしても早くしろと、しなければ承知しないぞというような圧力でもあったのかないのか、その辺はいかがですか。