宮崎正雄の発言 (外務委員会)
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○宮崎正雄君 そこが現実問題として、常識的に言って、いまおっしゃったように、中共の核がそのまま存在しておるのに米ソが徹底した核軍縮をやらないだろうということは、これはもうみんなわかるんですよね。ところが、余りにこの条約について核軍縮を強調されますと、一般国民は過大な期待を持つんですよ。これさえあれば核軍縮は進行するんだ、ところが、現実に何も進んでいないじゃないかということになると、この条約自身に対する不信感ということになると、これは最後には軽視され無視されてしまうわけです。だから、そういうことであれば、そういうふうにやっぱりこの条約の限界というものを十分に国民に理解させませんと、日本は世界の核軍縮をこれに加盟してやるんだ、ところが一向に進まないじゃないか、けしからぬじゃないかということになったら、私はそういう点を、論理的に飛躍するようですけれども、筋道からいったら、やっぱりなった場合には残るけれども、しかし、現実問題として中共の核が存在する以上は、これは核軍縮やってもある一定の限界までしかできないんですよと、こういうことをやっぱり理解させませんと、過大のこれは期待を、夢を与え過ぎますよ、そういういままでの説明だと、核軍縮と言って。現実問題は、私自身は条約いかんによって核軍縮ができるとは思っていません。世界情勢なり、あるいは米ソの国益の立場から必要があればやるでしょうし、あるいは必要があれば拡大するかもしれません。だから先ほどおっしゃったように、この条約はオールマイティーじゃないんだということは正しく理解をさせませんとね。最初に私がやかましく言った表題の見出しのことにつきましても、私がやかましく言ったのは、拡散防止であればもうどこにも、これは核兵器が世界じゅうどこにでももういかなくなるんだ、にもかかわらず、韓国にいっているじゃないか、あるいはイスラエルにいっているじゃないかということになると、これまた不信感です。しかし、本来の意味において製造したり、あるいは管理権というものを持った国をふやさないんだ、これが本当の条約の精神なんだということを正しく理解させませんと、条約を誤解させますとこれは大変な、条約の、国民の期待を裏切った結果の不信感は、これは大変大きな、これだけに限りません、外務省の言うことは皆そうかと、あるいは政府の言うことはみんなそうかということになりますと、私は非常に大きなマイナスがあると思うんです。だから是は是、非は非、できるところはできる、できないところはできない、限界はここまでだという、そのけじめをやっぱりはっきりしていただきませんと、私はむしろ逆効果になるんじゃないか、こういうことを心配するんですが、もう一遍その辺の政府の態度を。